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奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

2時間!!

バイトが終わってから今日日曜日で終了の展示をできるだけ見ることに。まず一番に堺町通りの集へ。

 くらふとギャラリー集 「長谷川 絵美 陶展 緑陶布」(10/18-23)

長谷川さんの作品は以前から度々コラージュで拝見していた。今回は蓮の花軸を重ねたような駒形の作品がメインだった。手のひらサイズでかわいらしい。いつも鮮やかな釉がアジアンな元気さを感じさせる。秋らしい演出と手織りのテーブルセンターとの組み合わせもいい。長谷川さんとお話ができたので作品のことやテーブルセンターから染織の話になったりでゆっくりさせてもらった。(初対面なのに)
あ、時間が。駆け足気味で次へと向かう。何走ってンだろう?

 ギャラリーコラージュ 
 「しあわせのpolkadot(水玉模様) mikiyo takahashi●self exhibition」              
  (10/18-23)

高橋美紀代さんのフェルトや毛糸を使った鞄や小物。秋らしい落ちついた色遣いと水玉がモチーフなのでコロコロした弾み感があった。かぎ針編みで造ってある渦巻き状のパーツがポルカドットって響きにあっていた。高橋さんは他のクラフト作家仲間と来月グループ展をするらしくてそのDMも頂いた。ら、そのメンバーに知ってる作家さんの名前。まあまあ、こんなところでも繋がりますか。

ちなみにそのグループ展はこちら
 ※「Poo Exhibition 」(11/1-6) gallery LOTUSROOTS

同時代ギャラリーを後にして、三条通を駆け抜ける。

 立体ギャラリー射手座 「楠井 加奈 『生命(いのち)の火』」(10/18-23)

花(百合かアヤメか?)モチーフにして見応えアルタブローが並ぶ。泊が貼ってたりするので日本画?って思ったけど、アクリルや油だった。でも細部までの描き込みが半端じゃなかった。花びらの表面の細かな表情まで追い掛けてある。枯れかけたところも具でリアル。想像画の植物の細胞を描いたのも、個人的に面白かった。

時間を見てみる、この分なら滑り込みでマロニエも行けるかな?っと思いながら既に木屋町通を南下している。まずは5階から。

 ギャラリーマロニエ 
 SPACE 5「京都精華大学テキスタイル院生展」(10/18-23)

テキスタイルっといっても形態がバラエティ豊かで面白かった。軍服らしきものを布地の間にパーツ別で縫い込んであるものや、イソギンチャクみたいな形を手漉き紙で造って青い寒天を流してるキノコのような群生。(カビが生えかけてました 笑)

 GALLERY 4 「手描きバティック 玉井佳穂の世界」(10/18-23)

バリで有名な臈纈の一種、バティック。玉井さんはインドネシアでバティックを学んで、今はオリジナルの作品を手掛けている。伝統的な柄に捕われずに、身近なものをモチーフにして、色合いも日本的だったり。何より、インドネシアへの留学を一時考えてた私には玉井さんが羨ましい。
今週は3フロアとも染織の作品展となったマロニエでした。
(3Fは先週から室田泉さんの作品)

急ぎ足でも作家さんとはお話するようにしている。してしまうので移動が駆け足。今日はほぼ2時間ちょっと。やればこれだけ回れるんだなぁ。でも、時間が欲しいです。
# by makkiart | 2005-10-23 22:23

東寺まで

毎月21日は東寺での蚤の市『弘法さん』が行われる。これに合わせて鈴鹿山の展示に行くことにした。昼を過ぎた頃、ウォーキングがてら東寺へ向かう。

「鈴鹿 芳康 作品展 合掌マンダラ」
2005 10/8-10/29 13:00-20:00 GALLERY SOWAKA

東寺のにぎわいを一通り満喫してからお隣のそわかへと入るとこちらも沢山の人。弘法さんから流れて来た人もいる。鈴鹿さんの今回の作品は写真で作る曼陀羅。モノクロの僧侶の合掌する手の写真を鈴鹿さんと縁のある人々の合掌する姿のポラ写真が縁どる形で並べられている。そうした写真が延々並んでいる。一つずつ見ていくと意外と私の知ってる面子もいて楽しめる。ポラの日付からはプロジェクトが2003年あたりから始まったものと伺える。曼陀羅は世界や宇宙を表わしているという。鈴鹿さんの写真の曼陀羅は鈴鹿さんとその周りの人々で成り立つ世界だ。一点ごとにその人間関係の面白さを感じる。ふとお茶のテーブルを見ると鈴鹿さんが弘法さんで買い物をして来たらしく大きな包みを床において、生徒達と談笑。和やかムードが伝わってきた。こういう人だからこうした作品が作れるのだろうな。
また11/25までは東寺「食堂」で『縁起マンダラ展』も開催中。私は次回の21日に行く予定。

今日はこの後年明けのグループ展に参加してもらう作家さんの紀野さんとはねうさぎで待ち合わせ。そわかから東山へ向かう。

「石井勇己 (Script)」 
12:00-19:00(LAST -17:00) ギャラリーはねうさぎ

ROOM1では会場の真ん中にPCのモニターがぽつん。壁にはブルーとグリーンの関係を綴った石井さんの文章。色の認識みたいなのがテーマかな?
モニターにはエンドレスでグリーンからブルー、ブルーからグリーンへ変化する色面。2色の色の狭間を見極めようとするのが結構難しい。石井さんの文章にあるブリーン、グルー、(きっと青緑、緑青のことでしょう)がデジタルだとどんなふうに見えるんだろう?結局、薄めの青みがかったグレイが中間にあったようだった。シンプルすぎるテーマと展示ながらひきこまれてしまった。
# by makkiart | 2005-10-21 22:21

日本画からの展開

今日までと今日から始まる展示に行った。

大丸京都店 アートスポット 「田島 周吾 日本画 展」(10/5-10/18)
 田島さんは射手座でお馴染みの作家さんで日本画出身だが、ミニアチュール絵画を思わせるような色鮮やかで細密なそれでいてモチーフは少しレトロでオリエンタルなものを描いてる。今回は家の中を断面図のように賑やかに描いていてド−ルハウスの様。タイルや調度品などディテールが楽しい。会場にあったファイルを拝見。今までの作品の変遷を観て、日本画という枠からどのように現在のスタイルに至ったかが分かりやすい。プロフィールを良く見ると父親は画家の田島征三さん。(田島征彦さんの双児の御兄弟である。征彦さんは私の大学の大大先輩に当たる人で「地獄のそうベえ」の絵本で有名。)まさか親子だったとは気が付かなかった。世の中狭いなあー。

同時代ギャラリー 「今井 康雄 展」(10/18-10/23)
 今井さんからは事前にDMを戴いている。もう3年程前から作品は拝見しているがいつもその繊細な仕事に感心する。モチーフの花は時に種類が異なるが観察力が並でないのは彼が日本画を学んでいることからも納得。今回は変わり咲きの花やアングルが斜方向(以前は真正面、線対称的な構図)になって前とは違う一面が伺えた。黒の背景に溶け込むような花の姿は幻想的でピンホールの画像を観るような気分にも。淡く儚げな質感が伝わってきて胸がきゅっとする。自然のものってその佇まいに参ってしまう。

田島さんと今井さん、同じ日本画を学び、日本画の伝統的な枠から各々の方向性で独自のスタイルへと変遷を遂げたことに面白さを感じる。
# by makkiart | 2005-10-18 22:18

雨の日に

 今日は東山の良恩寺でヤノベケンジさんのトークイベントがある。その前に会場の近くのギャラリーに立ち寄った。あいにくの雨の中だが家から近いのでありがたい。    

GALLERY SUZUKI 「浦 由佳里 展」(10/11-10/16)
 浦さんの作品を単独で拝見するのは初めてかも。いつも旦那さんの個展のときにSUZUKIの手前の空間Σ(シグマ)で小作品を展示されている。
前回までの青い作品とは違って、今回は生成りの土で丸い形がポコポコ連なった有機的な雲のようなフォルムが可愛い作品。所々はお餅の焼き目みたいにほんのり黄色のグラデーションがかかっている。思わず突いてみたくなる柔らかそうな形でほんわかしてしまった。

ART SPACE NIJI 「吉原 和恵 展」(10/11-10/16)
 「美の放浪」(「描かずにはいられない気持ち、社会への思いが美を放浪する原動力と成る」と吉原さん)と題されたインスタレーションはシンプルな色面の組み合わせ(でも配色がポップです)のタブローに奥からすっと手前の入り口まで吊るされた着尺幅の白生地に軽快な模様が散らされている。吉原さんは洋の素材を用いながらいつも和を意識した空間や演出の作品を展開している。今回も布の作品が浴衣を思わせる。

ここで次に向かうヤノベさんのイベントに一緒に行く約束をしている笹山さん、田口さんと落ち合う。オーナーのK谷さんにお寺に行き方を聞いて会場へ向かった。

良恩寺に到着。その時にヤノベさんを目撃。ヤノベさんは(やっぱり)黒の上下でラフな出で立ち。いつも映像を担当している青木ケンジさんがカメラを回して和やかムードで始まった。トークは今までの制作の流れ、4つのターニングポイントとなった作品を中心に映像も流してくださってかなり大サーヴィスな内容。あのキュピキュピの石橋さん(ヤノベさんの後輩なんです)が作った映像とかもあってやっぱりキュピキュピワールドの匂いが。今じゃ第一線で活躍してるヤノベさんだけど制作費やスポンサーとの兼ね合いで色々と苦労されたり、作品テーマに悩んだりと紆余曲折も語ってくださった。「この人でも苦労してるんだな」って逆に勇気づけられた。特に「森の美術館」の作品解説とか聞いてると子供や平和に対する思いが伝わってきてジーンときてしまった。ヤノベさんの父親の顔が垣間見えた。あ、お父さんのトラやん話しは爆笑!まさかあんなにアイドルなキャラクターになるとは。でも話の折々で「詳しくはこの作品集で...」って売り込むのがさすが関西人!映像上映の度に電気のヒモを引っ張ってくれるし、フランクな人です。
最後はサイン会。しかも「トラやん」のイラスト付き!皆作品集にサインなんだけど「持って無い人もいいで」ってヤノベさんのお計らい。私は2003のMEGAROMANIAで買ったヤノベ印付きのペットボトルにサインをお願いしようと差し出すと「ええ!まだ持ってたん?マニアやな〜」って。でペットには描きにくいということで初個展のときのDMにサインして貰った。う〜ん、幸せ。キリンプラザでの展示のポスターも戴いてホクホクな気分でいっぱい。 作品集(DVDつき)やっぱりお薦めです。 
4時から始まったこのイベント、終わって外に出たらもう雨も止んで真っ暗。あっという間に夜の8時になっていた。4時間話しっぱなし、ヤノベさん本当に大サービスです。ありがとうございます
# by makkiart | 2005-10-15 22:15

戴きもの

いつものようにギャラリーを廻る。はねうさぎには企画の展覧会のDMの打ち合わせの用事も兼ねて伺った。
GALLERY はねうさぎ 
Room 1「陶—4人展—」(10/11-10/16)
 精華大の陶器科の学生で、以前にギャラリーそわかでの進級制作展で見たことのある人達だった。それぞれに持ち味が活かされていてもっと他の作品も見てみたくなる。釉薬の化学変化をテーマにしたオブジェやハート形の一輪挿し、虫が泥を重ねて造る巣のような土の風合いが活きた照明を施したドーム型、ビーズをあしらった松ぼっくりみたいな形の作品など見ていて楽しい。

Room2 「多田 千明 展 “plants”」(10/11-10/23)
 多田さんはベテランの木の彫刻作家。今回はチェーンソーで切り出したシャープな形で花の雌しべ、雄しべをモチーフにした作品が3点並ぶ。材の表面が細かく鱗のように削られていて何となく短冊切りの山芋のように見えてしまう。白く塗装されて竹を割ったようなエッジの効いた形だからなおさら。パーツの接合はホゾや杭で留めてあって職人の手仕事の一面も伺える。
 
「山芋の短冊切り」が頭から離れぬまま射手座に入る。
立体ギャラリー射手座 
Room1「天宮 志麻 展」(10/11-10/16)
 天宮さんはこのギャラリーではお馴染みで私はいつもここで作品を拝見している。日本画出身の方だが、それに留まらず、詩的な画風が静けさを呼ぶ。今回は箱庭など、区切られた空間、グリッド(DMの切手面も方眼線です)などがテーマで、岩絵の具で細ーい線がひかれた画面が多い。まさかフリーハンド?作品の並びが大小のパネルを交互に配して珍しかった。

Room2「姜 慶子 展」(10/11-10/16)
 姜さんは版画の作家でこの人も一年に一度はお目にかかってる。
いつも版画でインスタレーションしてらして、天井からゆったりと垂らしてあるオーガンジーのような薄布にシルクプリントした鳥、床には透明アクリルの箱に青い液体を入れて蓮の葉を刷った紙を浮かべている。
蓮畑に身を浮かべて空を舞う鳥を眺めているような極楽浄土みたいな気持ちになった。
帰りに事務所から出てきたスタッフのW辺さんに挨拶したら、
W「写真新世紀のカタログどうです?」と。
私「いいんですか?あれって部数が限られてるでしょ?」
W「ウチに来た分で、余裕ありますから。ここで展示した作家ものってるし」
今年5月に大阪で展示されたCanonの写真展で受け付けバイトをしてた私には思い入れもある展覧会。射手座で展示してた作家さんも入賞して載っている。ありがたく戴きました。
気取ってそのままカタログを手持ちしようと思ったら、外は小雨ってる。そそくさと鞄にしまい込んだ。木屋町通りを下がって裏手からマロニエビルへ。

GALLERY MARONIE
SPACE 5 「三人展 ripple」(10/11-10/16)
 造形大の日本画3人。各々大作がどーんと展示されてるが、ファイルが見応え十分。
加藤智哉さんのクロッキーは受験生の頃からのものでハンディサイズのスケッチブックに描いてある。それがファイル4、5冊文。半端じゃないですが全部見てしまった。線が活き活きしてて臨場感が伝わってくる。その観察力が作品にも活きていてネコの背中のラインなど量感が掴まれている。上田悠芙子さんは今年始めに射手座でお目にかかってたみたいで、ファイルに写真で思い出す。前回は人物、今回は鳥の作品。う〜んダイナミックです。中嶋健二さんは横長の画面いっぱいに松の大木がシブイ!初日ということもあって3人ともお揃いで色々と作品のことなどでお話させて頂いた。

GALLERY 4 「田中 一樹 彫刻展」(10/11-10/16)
 一転してmoodyな空間。女性の足をモチーフにした鉄のオブジェ。作家の田中さんは気さくなおじさんで作品の裏話や「俺は足フェチなんや」って笑わしてくれた。作家はある意味みんなフェチですからね。大阪御堂筋に飾って欲しいなと思うような素敵なマダムのブティックにディスプレイして欲しい作品でした。

GALLERY 3 「室田 泉 textile print works 〜10月の子供達〜」(10/11-10/23)
 室田さんはカラフルなシルクプリントでお馴染みですが、今回は素材の写真もヴィヴィッドでハレーションを起こしそうな色彩。ビーズやボタン(私も同じの持ってるビーズがありました!)、小さなオモチャなど子供の集めるような「宝物」がちりばめてある。「この人の部屋って楽しそう!」ってマロニエの奥様と一緒に鑑賞。DMと作品にある子供は室田さんのお嬢さん。今回初登場です。同じ作品のシリーズで着物も2着。これに合わせる帯ってあるかな〜?それにしてもこれだけ要素の多い写真素材を構成出来る室田さんってすごいな−。絵造りがしっかりしてるからこそのものだな〜。

いつもは四条通りを西に、北にあがってニュートロンなのだけど、気紛れに京都芸術センターの展示を観ようと足を延ばした。

京都芸術センター ギャラリー北・南「マリ=アンジュ・ギュミノ展—キモノから—」(10/1-10/30)
 今年の7〜10月の間、レジデンス形式で作品を制作、発表しているフランス人のマリ=アンジュさんの服をテーマにした展示。南ギャラリーは戦時中の「ヒロシマの白い服」のシリーズ。原爆、被爆に向き合うことをキモノに託してある。白い服の作品では子供サイズのものに縫い付けられた名前の布がどこか痛々しかった。土田ヒロミ氏とのコラボレーションの作品集もあって手にとって流して見る。時間があればじっくり読みたい内容。入り込んで見てると、会場ボランティアのおばさまが「良かったらパンフレットをどうぞ」と数少ないものであろう作品資料や服の型紙なども入った盛り沢山な包を差し出してくださった。今日は貰ってばっかだな。北ギャラリーでは縮緬(ちりめん)地にマリさんがデザインした雪輪模様のような柄がプリントした風呂敷や同じ柄の折り紙で来場者が折り鶴を折るというインタラクティブな作品、ストッキングを使ったリック(これがCUTE!)など、滞在してできた作品郡。ここでGalerie16の井上さんと出逢う。今まで東寺とそわかで鈴鹿芳康さんの写真展を観に行ってたという。マリさんの作品に付いて2、3語って後、井上さんは南ギャラリーへ私はニュートロンに向かった。マリさんの作品からは着るものと記憶、戦争、平和、静かに大事なメッセージが滲みてきました。単なるテキスタイルの作品ではなかったんだな、行って正解。気紛れだったのにこんな自分に今日は拍手(パチパチ)
※パフォーマンス 10/30 14:00-16:00 要申し込み tel 075-213-1000

文椿ビル、1Fの湯葉カフェこ豆やにも室田さんの作品が!
こ豆や カフェ&ギャラリー 「室田 泉 〜ドットで発光」(10/3-10/30)
 ギャラリーOCTで展示してたのを彷佛する、サイケなカラーピンをメッシュボードにッ挿した作品。写真には子供たちが楽しそうにピンを挿してる姿が。

2Fに上がって、ニュートロンへ。
neutron 「笹田 潤 展」(10/10-10/23)
 笹田さんの作品はいつも射手座で見ているのでニュートロンでは初めてか?写真に黄色の無数の反転が覆っている。人の記憶のつながりと世界との関わり。無常なまでに忘れていく生き物の私達。いつも笹田さんの作品にはハッっとさせられる。

三条通りを堺町の交差で北へ。知り合いの陶器の作家が展示をしている。
くらふとギャラリー・集 「陶 展」(10/11-10/16)
            「大石 早矢香 白い器展」(10/11-10/23)
 どちらもほとんど本人か作品にお目にかかっている。特に陶展の浅田さんと大石さんは冬にはねうさぎで二人展をして以来の再開。(二人とも覚えててくれました。嬉しいです)今回は偶然にも同時期に展示となったらしい。
大石さんの白いモクレンの花びらみたいな器は観ててホットする。手びねりの柔らかな曲線が難しいと大石さん。「手の作業」はごまかせないし、日々変化していくからその変化も見る側には楽しみ。ドローイングの作家なんかの線質が刻々と変わるのを知ってるだけにきっと陶器の手仕事も然りでは。そんなことを彼女と話しながら作品を鑑賞。いつか友人作家の作品で食器棚をいっぱいにしたいですねー。

そうこうしてたらもう夕闇が。急がないとクローズの時間だ!
同時代ギャラリー ギャラリーショップ コラージュ
「viator 谷口 愛 イラストレーション展」(10/10-10/16)
 谷口さんも2、3度目かな。メルヘン調の重厚なタッチで丁寧な描き込み。絵本の世界が好きな私は一時こうしたイラストに夢中になってたなー。動物も擬人化されててお伽の国って感じ。今シリーズはタイトルに笑いが加わってる。

ギャラリー廻りって終わりには鞄の中はピックアップしたDMでいっぱいでストラップの重みで肩が・・・・。今日はカタログやパンフもあるし。帰ったら整頓しなくては。鞄からDMをバサッと出して週ごとに振り分け、郵便ハガキの仕分けの様です。
# by makkiart | 2005-10-11 22:11