奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

<   2005年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

昼間は夏空のようにカンカンに晴れてたので、母のお下がりの水色ワンピースで出かけることにした。日傘もさして、アパートからすぐのgalerie16へ。
 先週から杉浦隆夫さんの「偽装 —Camouflage—」が開催中(〜10/1)
会場いっぱいに銀色のカバーで覆われた2ボックスカーがドーンとある。一体どうやって搬入したんだろう。搬入口は入り口ドアなのでどうやってもムリ。で、車の下を覗き込んでやっと納得。それで偽装なんだな〜。(気になる方は会場で)杉浦さんは兵庫県立美術館で企画展「みんな手探り」を開催中。(〜11/3)
 隣の美術館を左手に疎水沿いをてくてく、GALLERY HANEUSAGIに。   HANEUSAGIではお馴染みのお二人。(どちらも〜10/2)
 Room1で潤井一壮くんの「Let Black,Pure White」。染料インクで印刷した写真に顔料のパステルでドローイング。その時々の自分の思いを描いている。それと、そ写真とドローイングをアニメーションにした映像が流れている。森の中で撮った写真があって気持ちよさそうなので場所をきいたら須磨の公園だとか。行ってみたいな。
 Room2はまゝり(ままり)さんの「COSMOS まる・ひかり・うごき」
 ままりさんの思う宇宙の相関図がインスタレーションで表現されている。インドのチャクラや北斗七星、天使の翼の門など、神秘的。まず、海を表わす円盤に立ってそこから宇宙へとのびる道を歩く。なにか不思議な儀式のようです。オーナーのTさんも神秘的な世界が好きなのでお二人の話は興味深いです。
 坂を登ってART SPACE NIJI 。
各メディアでも取り上げられている「折元立身のオブジェ」展(〜10/9)。御本人が段ボール箱で作った覗き箱をおぶって来場者に覗かせていた。私も中を覗かせてもらった。(気になる人は会場で覗いてみましょう)折元さんの作品は、日常から出る廃材や不要品を素材にしたレトロなオブジェ。郵便受けをショーケースに見立てたものや実母の飲んだ薬のパッケージをガラス瓶に詰めたものなど。日頃、たまってた「いらないもの」も素敵に変身するんだな。やってみようかな。
GALLERY SUZUKIでは「藤原正和 美智子 2人展」(〜10/2)。
ドアを開けてまっ先にドン付きの回転するうねうねしたアルミのダクト管が!タ、タノッシー!こういうの家にあったらいいなー。他の作品もかなり曲者。受話器を取るとジリリリリーンとなる黒電話。サイボーグ招き猫などなど、すべて回転することをテーマにした作品。これらは御主人の正和さんの作。筆のタッチを残した絵は一節添えてあって余韻が残りマス。こっちは会場にいらした奥様の美智子さん。とってもかわいらしい人で、色々とお話させてもらいました。
 さてと西のエリアに行きますか、と外にでると空があやしい、ちょっと涼しくなってない?そういや周りは長そでの人もいる。これでは季節遅れではないですか!はずかしー。まるっきり夏女やん!
 失敗したーて思いながらGALLERY 射手座に。                       以前、「日本画ジャック」に参加していた水野剛志さんの個展「四季」(〜10/2)
 各々の季節の一場面を岩絵の具の繊細な質感で表現している。王道なんだけどやっぱり日本の自然ていいなと思わせる。特に一面の銀杏の葉の落ち葉の様子は二条で同じような景色を見たので思い出してふけってしまった。丁度日本画家(にっぽんがか)の山本太郎さんもいらした。今日も着物にスニーカーがマッチしてます!近く、金沢での展覧会があり、これから制作らしい。相変わらず多忙みたい。 (「銀ノ波 金ノ星 絵師 山本太郎 日本゜画展 」10/2〜16 アナザームーブメント http://www.another-movement.com/)
 表通りから1本南の路地にあるART ZONEの「アートビートキョートアワード」展(〜10/2)は7月に行われたアワードの受賞者の作品展。20代の若手作家でどれも気になる作品。中でもやられた感と感動してしまったのが微生部Ⅱ。学校で皆習ったことのあるミジンコやミドリムシの世界を映像作品に。顕微鏡の映像(だからCGではなくて本物なんですね)に音声をつけて微生物たちの日常をドラマチックに演出している。こんなのが教材だったらどんなに授業が楽しかっただろう?今のバーチャルな教育を受けてる子供達に見せてあげたいな。もっと生き物が身近に感じられるだろうに。感動しちゃってコメントノートもしっかり書いてきました。
 ホクホクしながら通りかかったのでWHITE CUBE KYOTOを覗く。お!っと目に止まったのは田内華奈さんのタブロー。1cmくらいの色粒が並ぶモザイクのようなきれいな画面。たまにヒット作があるのでここもついつい寄ってしまう。
  同時代GALLERYは2003年の初個展以来お久しぶりの林 雅彦 deka さんの個展 「日向香(ひなたか)の底」(〜10/2ってもっとして欲しい!)
 ロットリングのペン一本で切り絵細工のような繊細な線で金魚や花、鶏、魚等を描いている。また新しい試みとして鉄塔や電線という人工物も登場している。ペンのシャープな線が活きている。過去の作品も展示しているのでこれまで度々拝見してきた私には懐かしい。プリント作品は手ごろな価格なので近いウチに購入しようかな。林さんは写真もされるし、HP も見応えあります。www.h4.dion.ne.jp/~sukima
来月は大阪・茨城で個展の予定。いつも積極的に活動してはります。
 そのまま三条通をストーンと烏丸まで行ってneutronの2Fへ。         「Link —関連— 」(〜10/9)を開催中の宮川真一君とは妹さん共々仲良くさせてもらってる。この人の作品も初めに見たのはいつだったっけ?陶器とパンの「焼いてつくる」という共通点を活かしていつも焼き色のいい美味しそうな作品を作っている。今回はオーソドックスな器の一部がパンになったもの。土は萩と宮川君のオリジナルのブレンドでレンガ色〜生成りの焼き色なので土の方までパリッと割って食べれそうなくらい。土とパン、食べるものをのせる器と食べ物のパン、作品を見てるギャラリーと外側の食事をするカフェ。いろんな関連、Linkがあった。
 この時点で午後6時半。いい加減肌寒い。それより夏なこの出で立ちどうしよう。このまま帰ろうかな、でも買い物に行くのもちょっと早いヨナ。あ、VOICEに行けばいいいやんか。ってことで烏丸通りを北上、適当なとこで河原町方面に蛇行していく。途中でsarasa のカフェを発見。ここにもできたんだね。あ、雨が。うそーん。仕方なく日傘で雨避けしながらVOICE GALLERYにいく。先週、行けなかったけどやっと。
中塚 智 「蘇生装置としての美術  —revival device— 」(〜10/2)
 中塚君は1月まえに大阪のCASOでグル−プ展に参加してたし、その前は私が関わってた展覧会にも参加してくれていたので親しみがあった。それにしてもハイペースに発表するんだなって思ったら今回が初個展とのこと。あんた、ようやったな〜。普通は一本に集中するのに、積極的で頑張り屋さん。中塚君は版画専攻の大学院生。作品は転写したオブジェや写真のシルエットに加筆したものなど、ユニークな作風。シャーレの中には水と油に挟まれたオブラートに写された画が徐々に消えていくというもの。培養に使うシャーレを蘇生のモチーフとして扱っている。版画の枠から飛び出して自由に表現しているのにエールを送りたくなった。中塚君と作品の事やギャラリー周りの事、私の活動していること等話して場をあとにした。
雨はましになってたけど、この水色ワンピースはやっぱり恥ずかしい。降水確率20%だったのに・・・・。
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by makkiart | 2005-09-27 21:27

展覧会はビルの中

明日から東京に行くので今日中にまだ見てない展覧会に行くことに。
まず寿ビルのGALLERYGALLERYへ。5Fまでエレベーターは使わずあえてレトロな階段を上がる。着いて一息、岡 みちこさんの「—Invisible 2005— 千のステッチ、百のあとかた」。エンブロイダリー(刺繍やミシンワーク、縫い等の総称?)の大きな作品。道端のコンクリートの継ぎはぎや紙の剥がれた跡とか何かの痕跡をモチーフにしてて手触りの面白そうなテクスチャー。ひと針縫い目が入るだけでもフラットな布に表情ができるのって不思議。隣の部屋はC:atelierと岡さんのコラボレーションで「A*B*C*D*E*F+M —赤の気分—」赤い糸や布のネックレスやオブジェがガラス容器に入ってたりで実験道具っぽい。それと色々加工した赤の服型の作品。目を引いたのは、エアキャップをベースにして中にビスケットを水玉模様みたいに配して閉じ込めたもの。可愛らしいです。他にはC:atelierのデザインされた服などがハンガーで吊ってあります。付け襟と手袋型のネクタイは遊び心が効いてます。
そこから烏丸通りへ向かって、COCON烏丸の3Fへ。「shin-bi」で開催中の「shopping art exhibition」アート作品を気軽に買ってみようという試みを誘う展覧会っていうか展示会?若手作家の作品(手頃な値段付き)がファイルと共に並んでます。殆どが知ってる作家さんだけど、私って作品買ってないな。っと反省。小さなものでもいいからお気に入りを見つけよう。展示用の作品とはまた違う手ごろなアレンジへの作品の展開に作家のセンスを感じます。(〜9/25まで)
烏丸三条へ上がって、文椿ビルにあるneutronへ。大西康明さんの個展。今回は装い新たとでもいいましょうか、素材からして毛糸。色とりどりの毛糸が天井からループを描いて垂れ下がり糸の束は小型のロープウェイに繋がって会場の端から端へと水平運動をしています。ロープウェイは2機あってこれがランダムに動と停を繰り返して、毛糸は絶えず逆さ放物線を変動させていく。丁度数学の関数曲線のグラフィック映像の実写版ってところかな。オモチャのロープウェイとカラフルな毛糸が可愛くて童心に戻ってしまった。展示の室内で仰ぎ見てもよし、離れて見てもよし。作家の大西さんとは2ヶ月振りだが、私の髪型が変わってたので恐る恐る声をかけてくださった。(煩わせてごめんね。)大西さんはロープウェイのバッテリー管理のため、2週間の展示期間中は会場に詰めているので大変そう。あと2日ガンバッテ!(〜9/25まで)
その後、15時半からバイトなので向かう形で三条通りを東に進んで途中にあるDuce mix ビルヂングの2Fへ。太陽事務は最近出来た新しいスペース。前回行ったっきりだったのにオーナーの芦田さんは私の事を覚えててくださった。実は陶芸作家の芦田尚美さんの弟さん。(後で尚美さんも来廊されて、何故か「どこかで会ってるかもー」と私に。まあ、同じ大学だし、ねえ)
今回は以前から注目していた版画作家の舟田潤子さんの個展。精華大学の卒業展、天保山のアートイベントとお目にかかっているが毎度その作品世界に魅了される。ミロやビュッフェのような軽やかな黒い線と色彩、真似したくても出来ないなあ。潤子さんに「私の好きな絵本作家の絵と通じるものがあるの」
潤子さん「え、誰ですか?」
私「グヴィエタ=パウッウォスカーって人なんだけど」
潤子さん「ホントですか!私も好きなんです。あ、今、本持ってますよ」
いいなあ〜。私なんかポストカードしか持ってないよ。本は仕掛けがしてあって開くと楽しい造りのもの。潤子さんは彼女の絵には最近出逢ったらしいけど、好きなものと作品ってやっぱり共通するんですね。
会期中は潤子さんがライヴで銅版画を制作。滅多に見れないので必見です。ミニのプレス機もかわいい。出来たばかりの作品を説明してもらった。カボチャの形のお家「パンプキンハウス」や先日指を蜂に刺されたことから蜂密の貯蔵庫をお尻に持った蜂の絵など、メルヘンな世界とタイトルがとってもキュート。いつまでも彼女のような柔らか〜い頭でいたいな。(〜10/2まで)
3時間弱の散策だったけど各々がイイ仕事をしていて、こちらのテンションも上々。そのままバイトでも張り切ってしまいました。
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by makkiart | 2005-09-23 21:23

北白川下り〜射手座着

先日行った横溝美由紀さんの作品展「invisibility」のトークショウがあるので12時頃に京都造形大に到着。トークショウといっても鑑賞者同士がディスカッションする形式だと聴き、作家本人のトークではないのに肩透かしを喰らった思い。しかし良い試みだと思った。普段、作品について意見を述べる機会が少ない鑑賞者には貴重な体験。企画したのはASP学科の生徒だとか。自分を含め、作品を前にしていろんな意見が交わされて有意義な時間だった。今後の展示でもこうした場を設けて欲しい。
 造形大で昼食を済ませて、北白川通りを下ってアートゾーン神楽岡に。ここは版画のコレクションが豊富。吹き抜け構造の白い空間が心地よい。篠原奎次さんの木版画展。どこか欧風、でも浮世絵の風景画っぽくもあり、古臭くない。来週は木村秀樹氏なのでまた伺いますね。
 そのままテクテク吉田山の坂道を下って(自転車ならスリリングな急降下が楽しめます)岡崎こえて蹴上げのGALLERY SUZUKIに。音藤喜美さんの竹の空間と「天使の独り言」っていうめくって言葉を読んで楽しむ作品。竹の香がしてきそうで爽快でした。
実はここに先週の射手座で個展をしていた笹山直規さんがいらっしゃった。昨日メールでやりとりしたばかり。でもあちらは私の顔は知らないし、彼もギャラリー廻りをしてるようなのでそのうちどこかで逢うかもと思い、声はかけずに、音藤さんとお話をする。
 でも笹山さんが気になるので三条通りを横切ってお向かいのアートスペース虹に行く。すでに芳名帳には彼の名前。私は彼の後を行ってる形で廻ってることになるのかな?
展示は先週からの森本紀久子さんのタブロー。どこかエスニックな極彩色の画面が元気いっぱいでベテランと感じさせない。オーナーのKさんがカーテンで遮光してブラックライトをつけてくださった。(この作業、鑑賞者が来る毎にしてくださってます)
ライトの効果で画面はレイヤーのように多層の重なり、奥行きが出る。
去年の作品より、ミニマムなテクスチャーが目立つ。私「描き込んでますね。豆粒がひしめいてるみたいな、細かいな」Kさん「森本さんが言うには女性は元からそういう細々した要素を持ってるそうです」ふーんそうか、確かに針仕事とかちまちました作業とか気の長いことって女の人っぽいよな。私もこの類の作業で絵を描くことがあるので納得。奥の椅子に座って豊田市美のヤノベケンジ展に行ったことなどを話した。こうやって私はギャラリーに長居してしまう。居心地がいいんですね。
 その後、ダッシュで坂を下ってはねうさぎへ。今週は油画の三木愛奈さんと予備校で同期だった橋本敦史くんの個展。先に三木さんの沖縄の風景画を拝見。正面の海の絵がさわやかで場が引き立つ。色彩も光りの感じもやわらかで三木さんの人柄が伝わってくる。先程来ていた笹山さんとも話をしたとか。私は色の話を少々。その後、ギャラリーの事務所で今後の展覧会の確認や打ち合わせ。そろそろDMのデザインも決めないとなあ〜。そう言ってたら、スタッフのHさんに「さっき笹山さんて方が来てましたよ。」ってなんで?まあいいや。橋本くんの展示を見ようっと。
橋本君は自然の造形のラインに注目して、波のラインからサーフボードや葉っぱの形をモチーフにした立体作品を展開していました。以前の鉄の作品も好きだけどまた違うアプローチでこちらもマル!それにしても展示がきれいです。オーナーのTさんとほれぼれしてしまった。
 三条通りを西に進んでGallery Space ○△□へ。7月のグループ展参加以来、御無沙汰してしまってる。会場には大久保 直丸さんの型染め作品。先程の木版といい、たまにベテラン作家のオーソドックスな作品を見ると反って新鮮になる。DMにも使用してる自転車の作品が気に入った。帰りにオーナーのSさんからグループ展の作品を受け取って失礼する。
 そのまま同じ筋の葵庵(ki-an)に足をのばす。古門前通りは古美術のお店が多く、この葵庵もその一つらしい。今回、大学の先輩、兼若和也さんの個展で初めて伺う。カラカラと引き戸をあけると、お茶室くらいのこじんまりした空間。土壁の黄土色に兼若さんの作品の淡い紫がきれいなコントラストを作っている。周りに配された器や花、小道具も兼若さんのコーディネート。和空間のインスタレーションですね。作品を見ながらオーナーさんにお湯のみや茶托を見せて頂く。優雅だな。次回の展示も面白そうなので、ぜひ寄せてもらおう。
 さあ、お待ちかね、射手座の現代美術二等兵の年に一度の展示。もう何年目になるんかな?この前は大阪のequal で展示してたけどやっぱりホームグランドは射手座でしょ。今回はDMからしてインパクト大!「誰がおじいちゃんやねん Rock'n Rollショー!」てタイトルはフォントもスゴイです。ワクワクして階段を降りたら、おおっ!まだ戸も引いてないのに、戸の窓から見える正面の『懲罰のれん』にしてやられたー。のれんに「めしぬき」っていきなり来たな〜。戸をくぐって二等兵お二人に挨拶。そして作品鑑賞。例年どおり腹筋が程よく動かされる笑いのセンス。始終ニヤケ顔です。(怪しいです)
先に来ていた作家の照山さんらと隅っこのテーブルでビールを呑みつつ作品に事からいろいろ話して盛り上がる。そうしてたら、スタッフのWさんから笹山さんのことを聞く。笹山さん、私の名前と顔が一致してなかった為、先週の個展の時に話が出来なかったのを気にしてるとのこと。それって仕方がないし、笹山さんは気にすることではないのですが。先週は別の方と話をされてたし、こちらもメールでしかやり取りしてないのだから。
Wさんによるともうじき、ここへ来るそうなので待つことにした。(うわあ、やっと喋れる〜)ホントに間もなく、笹山直規さん登場。先週、お見かけした時もそうだった、肩までの髪にニット帽、ダブダブのtシャツとパンツでストリートカジュアル。でも作品がストイックでシリアスだし、初対面の人に対してどうなのかなー?二等兵の作品を鑑賞し、その後、Wさんから改めて紹介してもらって、そのまま二等兵の宴テーブルの横っちょで会話がスタート。
私のキュレーターの事や、今のアートの現状、お互い参加してるコミュニティサイトの話しとか。(今日は笹山さんははねうさぎ、虹、すずきとギャラリーを廻ったそうで、私とは逆ルート。そりゃ三条京阪から来てたらそうなりますね。)私から色々聞きたかったのに笹山さんは聞き上手で私の事ばっかり話してしまった。(いかんいかん、これでは。)彼は話してみたら全然気さくな人で、しっかりと自分の考えを述べれる人でした。自身の制作のみならず周囲も視野に入ってる。逢って話ができてよかった。  もう8時過ぎてるけどそろそろ?ってまだ宴が続いてる・・・。Wさんに悪いのでここらで失礼しようかな。笹山さん、二等兵のお二方に挨拶して家路につきました。今日はだいぶんと歩いたし、いろんなものみたし(Totai 9箇所)、イイ具合の疲労感。思わぬところで出合いがあったりします。これもギャラリーをまわってての楽しみ。
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by makkiart | 2005-09-20 21:20

9.11 (選挙の日)

 11時前に家を出る。今日マデの展覧会でまだ行けてないところがあるのだ。3時からはバイトだからそれまでに廻らなきゃ。自転車を飛ばして清水へ。今日はやけに蒸し暑くて汗ダクダクで美術工芸ギャラリーでの京都芸大 漆工科のグループ展。20名弱の作品。飾り箱から家具まで幅広く目を引くものも数点あり。後輩・知り合いの作品に毎度驚かされてまた次回に期待が高まる。加飾がきれいな作品が多かった。
 さあ、次、このまま五条通を西に一直線。G ANTENNAの増田屋ビルへと走る。
到着して2Fのギャラリーへと行くトコだが、隣の刺繍shop nicoが気になってそちらの戸をあける。ココは刺繍作家のnicoこと長野訓子さんのお店兼GALLERY。以前より他で目にして気にしていたが、最近お店を開店したそう。丁度秋の新作を発表してあって、面白い形のスカーフや刺繍入りの襟まきなどにトキメイテしまう。nicoさん御本人とも楽しくお話をさせてもらった。御実家は刺繍屋さんで御自身は版画を勉強してたとか。版画独特の線のタッチが刺繍にも伺える。9/25日は左京区の田中里の内、純喫茶『三茶』でショウがある。www.ateliernico.info/shop
 さあお隣のANTENNAさんへ。ここではお馴染みダテカヨコさんの「スプーンひとさじなこと」フワフワ感のかわいらしいイラストにはいつも「ほわ〜ん」とさせられる。今回は小物、豆本などもあり、天井からはフェルトのスプーンが吊るしてある。御本人には会えなかったが、オーナーのOさんと世間話。新調した名刺を渡して失礼した。
これからダテさんのイラストがとてもフィットしくる季節。お薦めです。
烏丸通りを延々北上。選挙の日やからか、お巡りさんが目立つ。なんか緊張する。
 久々のVOICE G。この前大阪で三人展をしてた時次回の展示を教えてくれた山田卓矢君の個展「穴の為の素描と物」本人の中で長くテーマになってる「穴」にまつわるインスタレーション。一見掴みにい内容だったが、山田君と話してて段々分ってきた。これからも彼の「穴」作品は続いていく。できれば初めから見てみたい。
 VOICEから蹴上手前のART SPACE NIJIへ。井川優子さんは、島の等高線に沿って虫眼鏡で集めた太陽光で一点ずつ焼いていくという作業を作品化している。気の長い作業に感服。本人にのみ解る行為への無になった心が作品にも出てるようだ。オーナーの熊谷氏としばし談話。携帯の待ち受けを見せてもらったり(かわいいお孫さん)、他の展覧会のDM を頂く。                                                        
 さあ、そろそろHANEUSAGIに行かなければ。青野卓司さんの作品は1、2ROOMをフルに使っての展示。黒い繊維や針金の塊が上から吊るされ、壁に写る影がうつくしい。思わず手をかざして影を肌にのせてみる。床には黒くて細い柔らかな繊維の軽やかな集まりが床から浮かぶようにある。ほの暗い空間が静けさをより醸し出す。昨日はここに21世紀美の長谷川氏が来ていたかと思うとたまらない。(お会いしてみたかったア〜)
 約三時間半、自転車で走りまくった。何とか予定行程終了。今ごろになって雨が降ってきた。
(結局選挙に行けずに終わる)










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by makkiart | 2005-09-11 21:11

四条↑三条右回り

台風一過でまた蒸し暑い昼下がり、気になる展示が沢山あるので、ふらふらと出かける。アパートのある岡崎から斜に南下し三条京阪下がってsfera exhibitionへ。
 平野太呂さんの「pool」という写真展。カリフォルニアのスケートボーダーらは廃屋になった家庭にある丸底プールをスケボーに使かうらしい。写真はそんな水のないプールを納めたもの。古びてるんだけどプールの形がバリエーションに富んでてかわいらしい。(そう言えばプールの壁ってなんで水色なんだろう?)フラッと立ち寄ったけど夏の名残りを感じた展覧会でした。sfera はいつも珍しいモノをもってきてくれるので新鮮です。(〜9/25)
 そこから四条まで行って、鴨川を渡ってmaronieに寄って、錦市場を通過して烏丸を上がってneutronへ。
 福島奈奈ちゃんの夏目漱石の『夢十夜』をモチーフにした絵。毎年、一夜分の話を基に発表していて今年で3度目、今回は「第三夜」。昨年より色彩が明るくなった気がする。お話に影響を受けるのかな?私もこの『夢十夜』は好きで読んだことがあるけど奈奈ちゃんほどイマジネーションが膨らまない。読むのに10分も要らない程の短い話なのに。次回は「第四夜」ですね。ぜひ「第十夜」までお供します。
 そこから三条通を東へ進み、同時代ギャラリー。
 京都芸大の染織科4回生の作品展。後輩ながら、各々今後が楽しみ。私が学生の頃は学内で展示をしてたのに。受け付けの子に聞いたら「最近は自分達で展示の事を決めてるんです。学校だと見にくる人も限られるんで・・・・」
そうだよな〜。分るなそうしたくなるの。やっぱり外で一般の人に見てもらうのはイイ刺激になるんだよね。先輩として頑張って欲しいなと思いました。
 さらに東へ。ART ZONEに。
 「bloom pool」は京都造形大の4回生8人の作品展。いきなり入り口にインパクト大。作家のfileを拝見して、2Fの展示室へ。ジャンルを問わない自由な表現で各々のテーマを作品にしている。知ってる作家もいて、以前からの進展に驚いたり、こんな子もいるのねと新たな出合いに嬉しくなった。(〜9/10)
 締めは立体ギャラリー射手座。
 知り合いの井上隆広君の個展"process of passage" 。彼が今年初めに金沢21世紀(美)でのヤノベケンジ展のスタッフとして参加した時に、子供達と絵を通してのコミュニケーションを計った。今回はその時の子供達の絵から彫刻作品に展開したものを発表している。大人になってしまった者には描けない「名作」が並ぶ。
ギャラリーの引き戸を開けて入ろうとしたら中に井上君の隣に上下黒を着た見覚えのある男性の姿・・・もしかして!そう、ヤノベさんでした。多忙なのに関わった学生の個展を見に来るそのマメさに感動!(今度愛知でやってるキンダガルテンも行きますネ)
最近、展覧会に行くと先々で有名所と出逢う。金沢21で日比野克彦氏、造形大で森村泰昌氏、射手座でヤノベケンジ氏。普通にお見かけできるのはかなり恵まれているのだろうな。出かけるといろんな出合いが待っている。(来週は誰に会えるかな〜。)
 
 鴨川・四条・烏丸・三条に囲まれた四角の中、たった3時間程でお腹いっぱいのラインナップ。これが毎週繰り替えされてる。このパワーはすごい!
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by makkiart | 2005-09-08 21:08

大阪 キタまわり

今日まで開催のP&E展。前期は逃したので、後期だけでもと10時半頃「おけいはん」で京橋まで。駅から歩いてARTCOURT GALLERYに。ギャラリーの中庭?に設置されたAkihaさんのシャボン玉が出てくる作品に微笑ましくなった。が、入り口すぐの上野友幸くんの回転する金魚の水槽に驚く。しかも回転の遠心力の所為か水面が凹んでる。不思議!同じく水物(って言っていいんかな)の七野大一さんの動く水は水という物質を擬人的に見せてくれた。彼の作品は以前にもギャラリーOUで拝見していてその時も水が素材になっていた。その他作家陣は知ってる人が大抵で作品を介して再会してるような感じ。また、両会期の作家&応募作家のFILEがあって、時間をかけて全てに目を通す。
多分50冊近くあったが半分近くは知っている作家のものだった。(あら君も応募してたんや〜ってのが連発)
FILEを見る時には気になる作家の住所なども控えるようにしている。偶然、ある作家の住所が私が大学にいた時の下宿アパートの一つ下の部屋だった。こんなところで懐かしい・・・・。
午後1時を軽く廻った頃、雨の中ギャラリーを後にして、西天満、老松界隈のギャラリー地帯へ向かう。 
 適当に路地を曲ってGallery H.O.Tに。ここではお馴染みの山岡敏明氏の「グチック考11」。今回は自分で組み立てるミニ作品のおまけ付き。
作品は厚み10センチほど出っ張ったキャンバスで表面が波打つ形。柔らかいので触れれず質感の正体は不明のまま。白黒のコントラストが良い。(〜9/15)
 次は近所のGALLERY wks.。11Fから大阪を眺めるのが楽しい。竹之内 聖司さんの映像(ヴィヴィッドなカラーのアニメーション)とグラフィカルなタブロー。どこかで見たよな?そうそうwks.以外にもミナミのmoduleや編で展示をしてはった。(〜9/24)外に出て堀尾さんとバッタリ。もうすぐ横浜トリエンナーレに参加するのでチラシを下さった。「それでは、また」と別れるが、同じようなルートで廻っている為か行くトコ行くトコ出くわした。この方はささっと作品を鑑賞されるからか早い!私が堀尾さんの歳になった時こんなに俊敏に廻れているだろうか?
 その後老松通りのOギャラリーeyesで児玉靖枝さんのタブローを堪能。前回のアートスペース虹の分は逃したので嬉しい。グレイッシュな画面に春待ちの桜の枝。気分がほわーんとする。キャンバスの側面がそのままで下地の淡色の重なりが作業行程を想像させる。一層、画面に堆積を感じることができる。
 最後は大江ビル。
 Early Galleryで岩本庄司さんの「夜の旅 Numinous #7」。
90年代から続くシリーズでネコのいる風景写真。そう言えば今日はP&E展に行く途中でネコ3匹に遭ったな〜。(〜9/10)Early Garellyではこの後も写真の展示が続くので写真好きは要チェックです。
 番画廊では山田孝行さんの繊細な作品。和紙(美濃紙など)にシルバーペンシルなどで屋久島の自然風景を背景に現地の生物を描いている。モノクロのハーフトーンが美しい。(でも写真で再現が難しく、御苦労されているらしい。)生き物たちは全て布状のモノに覆われた姿で示唆的な空気が漂う。(〜9/10)山田さんはこの後N.Yで個展の予定。2007まで予定が入ってると言う。次回も是非拝見したい。
 
 久し振りに老松界隈のギャラリーを廻った。やっぱり大阪はいいな〜。市役所も公会堂も裁判所もビジネス街も隣り合わせに並んでいる。次回は知り合いの個展で行くことになりそう。一度、カンタータでお茶もしたい。
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by makkiart | 2005-09-06 21:06

invisibility

バイト終了ギリギリまで今日の造形大行きを悩んでいた。雨は小雨になりつつあった。「う〜ん、やっぱり行こーっと」(少々濡れても気になるものは観ておくべき。)
今日は17:30〜京都造形大のGalerie Aubeでフェロープログラムの研究員である横溝美由紀さん(多摩美卒)という作家の展覧会レセプションがある。横溝さんの事は知らなかったが、原久子さんが紹介文を寄せていたので是非拝見しておきたかった。 自転車で白川通りを登って定刻前に到着。会場入り口からDM の写真にもあった白い空間に浮かぶガラス玉のような球の白い写真が並ぶ。簡潔な白い画面が一枚ごとにすすむにつれ焦点が合わさり、珠(本当は水晶)が浮かび上がってくる様子に目が誘われる。
メイン会場には展覧会に協力している彌右衛門画廊のオーナー、この画廊での展示もしていた作家の国谷氏、顔見知りの造形大の教授兼作家の方々(森村泰昌氏が開会の辞を述べられる)京都新聞の太田垣氏、大学縁りの作家方、など納得の面子の中、意外や意外、こんなところで再開とは。gallery cocoのスタッフであった荻野氏が・・・。garelly閉廊後、USAへアート関係の勉強に行かれたと聞いていたが、いつの間に帰国しはったんやろう?髪も短くなって二重に驚き。
いけない、本題に戻ろう。横溝さんの作品はクリアーな素材(プラスチック、樹脂、テグスetc.)で感覚的な表現。素材にはかなりこだわっているのが作品から伺える。写真が2点、インスタレーションが3点(と数えて良いのか?)。どちらも素材の美しさに作者の意図が重なり、そのきれいさと儚さに思わず涙してしまいそうになる。(たまに、日常にあるものなのに目線を変えるときれいでしょって気付かされる)ここでは敢えて詳細は省いておこう。文章では伝えきれない。感覚的なものだから。そのため、ギャラリーの天井の照明の配線やフローリングの木目が目に障ってしまって仕方がないことだが残念だった。
会場には過去の作品資料もあって拝見させてもらう。透明感のある質感が私も好きなので横溝さんの作品はどれも興味深い。できることなら彼女の頭の中を具に覗いてみたい。その中の2000年作成、『Please Wash Away』は透明の筒型の長細いビニール袋にクリアーカラーの石鹸を形取ったものが入り、カーテン状に何本も垂らしてあるカラフルな作品。実は私は大学2回生の末に、傘袋に熱接着を施しポケットが連なったような加工をして、ポケット各々に染料で染めたクリアーなペーストを詰め込んだものを作ったことがあり、こちらの作品と展示方法ともに近しい。(と云っても横溝さんのモノとは比べ物にならないが)双方、プラスチックという質感が生活空間に普通に存在している世代である。コンセプト諸々は違えど何か通じるものを感じて嬉しかった。 今度は9/20にギャラリートーク。少し早めに行って、一人きりであの研ぎすまされた空気感を味わってみよう。
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by makkiart | 2005-09-05 21:05

アニメーション

昼一番で立体ギャラリー射手座へ。映像作品のグループ展「しみこむ砂糖」の最終日。よかった見逃さずに済みそうだ。DMが手の込んだものなので手にした時から中身の方にも期待が高まっていた。映像やメディアアートを大学で学んだ女の子5人が『無意識に吸収される糖分』をアニメーションで各々が表現。会場には一作品ごとにモニターとヘッドフォンが用意されている。アニメーションの手法も実写、手書き、コラージュなど幅もあり、時間も1分少々から6分までの見やすい長さにまとめてあり、音楽と共にリズミカルで間合いの取れた構成になっている。(観ていて共感部分があり、分かりやすいビジュアル!)大抵映像作品でよろしくないのはなんとか長くもたせようと変に間延びしたりで展開がトロイもの。これは観ていて疲れるし意図したことがぼやけてしまう。時間ではなくCMみたいなトントントンとした運びでインパクトや簡潔さが大切だったりする。人間の集中力って大したことはない。その意味でもこの5人の作家さんたちは出来ている。内容も各自のコンセプトと響いている。音響のチョイスも良いので思わずリズムを刻んで鑑賞。(後で分ったが音響担当者の内、奥村玄さん、中迫隼さんは以前、私が関係していた展覧会のイベントでも出演してくれた方であった。意外なところで繋がったもんだ。)
久々のヒットだった映像作品。この5人の作家はまだこれからもっと面白いことになるだろう。なって欲しい。
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by makkiart | 2005-09-04 21:04