奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

2時間!!

バイトが終わってから今日日曜日で終了の展示をできるだけ見ることに。まず一番に堺町通りの集へ。

 くらふとギャラリー集 「長谷川 絵美 陶展 緑陶布」(10/18-23)

長谷川さんの作品は以前から度々コラージュで拝見していた。今回は蓮の花軸を重ねたような駒形の作品がメインだった。手のひらサイズでかわいらしい。いつも鮮やかな釉がアジアンな元気さを感じさせる。秋らしい演出と手織りのテーブルセンターとの組み合わせもいい。長谷川さんとお話ができたので作品のことやテーブルセンターから染織の話になったりでゆっくりさせてもらった。(初対面なのに)
あ、時間が。駆け足気味で次へと向かう。何走ってンだろう?

 ギャラリーコラージュ 
 「しあわせのpolkadot(水玉模様) mikiyo takahashi●self exhibition」              
  (10/18-23)

高橋美紀代さんのフェルトや毛糸を使った鞄や小物。秋らしい落ちついた色遣いと水玉がモチーフなのでコロコロした弾み感があった。かぎ針編みで造ってある渦巻き状のパーツがポルカドットって響きにあっていた。高橋さんは他のクラフト作家仲間と来月グループ展をするらしくてそのDMも頂いた。ら、そのメンバーに知ってる作家さんの名前。まあまあ、こんなところでも繋がりますか。

ちなみにそのグループ展はこちら
 ※「Poo Exhibition 」(11/1-6) gallery LOTUSROOTS

同時代ギャラリーを後にして、三条通を駆け抜ける。

 立体ギャラリー射手座 「楠井 加奈 『生命(いのち)の火』」(10/18-23)

花(百合かアヤメか?)モチーフにして見応えアルタブローが並ぶ。泊が貼ってたりするので日本画?って思ったけど、アクリルや油だった。でも細部までの描き込みが半端じゃなかった。花びらの表面の細かな表情まで追い掛けてある。枯れかけたところも具でリアル。想像画の植物の細胞を描いたのも、個人的に面白かった。

時間を見てみる、この分なら滑り込みでマロニエも行けるかな?っと思いながら既に木屋町通を南下している。まずは5階から。

 ギャラリーマロニエ 
 SPACE 5「京都精華大学テキスタイル院生展」(10/18-23)

テキスタイルっといっても形態がバラエティ豊かで面白かった。軍服らしきものを布地の間にパーツ別で縫い込んであるものや、イソギンチャクみたいな形を手漉き紙で造って青い寒天を流してるキノコのような群生。(カビが生えかけてました 笑)

 GALLERY 4 「手描きバティック 玉井佳穂の世界」(10/18-23)

バリで有名な臈纈の一種、バティック。玉井さんはインドネシアでバティックを学んで、今はオリジナルの作品を手掛けている。伝統的な柄に捕われずに、身近なものをモチーフにして、色合いも日本的だったり。何より、インドネシアへの留学を一時考えてた私には玉井さんが羨ましい。
今週は3フロアとも染織の作品展となったマロニエでした。
(3Fは先週から室田泉さんの作品)

急ぎ足でも作家さんとはお話するようにしている。してしまうので移動が駆け足。今日はほぼ2時間ちょっと。やればこれだけ回れるんだなぁ。でも、時間が欲しいです。
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# by makkiart | 2005-10-23 22:23

東寺まで

毎月21日は東寺での蚤の市『弘法さん』が行われる。これに合わせて鈴鹿山の展示に行くことにした。昼を過ぎた頃、ウォーキングがてら東寺へ向かう。

「鈴鹿 芳康 作品展 合掌マンダラ」
2005 10/8-10/29 13:00-20:00 GALLERY SOWAKA

東寺のにぎわいを一通り満喫してからお隣のそわかへと入るとこちらも沢山の人。弘法さんから流れて来た人もいる。鈴鹿さんの今回の作品は写真で作る曼陀羅。モノクロの僧侶の合掌する手の写真を鈴鹿さんと縁のある人々の合掌する姿のポラ写真が縁どる形で並べられている。そうした写真が延々並んでいる。一つずつ見ていくと意外と私の知ってる面子もいて楽しめる。ポラの日付からはプロジェクトが2003年あたりから始まったものと伺える。曼陀羅は世界や宇宙を表わしているという。鈴鹿さんの写真の曼陀羅は鈴鹿さんとその周りの人々で成り立つ世界だ。一点ごとにその人間関係の面白さを感じる。ふとお茶のテーブルを見ると鈴鹿さんが弘法さんで買い物をして来たらしく大きな包みを床において、生徒達と談笑。和やかムードが伝わってきた。こういう人だからこうした作品が作れるのだろうな。
また11/25までは東寺「食堂」で『縁起マンダラ展』も開催中。私は次回の21日に行く予定。

今日はこの後年明けのグループ展に参加してもらう作家さんの紀野さんとはねうさぎで待ち合わせ。そわかから東山へ向かう。

「石井勇己 (Script)」 
12:00-19:00(LAST -17:00) ギャラリーはねうさぎ

ROOM1では会場の真ん中にPCのモニターがぽつん。壁にはブルーとグリーンの関係を綴った石井さんの文章。色の認識みたいなのがテーマかな?
モニターにはエンドレスでグリーンからブルー、ブルーからグリーンへ変化する色面。2色の色の狭間を見極めようとするのが結構難しい。石井さんの文章にあるブリーン、グルー、(きっと青緑、緑青のことでしょう)がデジタルだとどんなふうに見えるんだろう?結局、薄めの青みがかったグレイが中間にあったようだった。シンプルすぎるテーマと展示ながらひきこまれてしまった。
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# by makkiart | 2005-10-21 22:21

日本画からの展開

今日までと今日から始まる展示に行った。

大丸京都店 アートスポット 「田島 周吾 日本画 展」(10/5-10/18)
 田島さんは射手座でお馴染みの作家さんで日本画出身だが、ミニアチュール絵画を思わせるような色鮮やかで細密なそれでいてモチーフは少しレトロでオリエンタルなものを描いてる。今回は家の中を断面図のように賑やかに描いていてド−ルハウスの様。タイルや調度品などディテールが楽しい。会場にあったファイルを拝見。今までの作品の変遷を観て、日本画という枠からどのように現在のスタイルに至ったかが分かりやすい。プロフィールを良く見ると父親は画家の田島征三さん。(田島征彦さんの双児の御兄弟である。征彦さんは私の大学の大大先輩に当たる人で「地獄のそうベえ」の絵本で有名。)まさか親子だったとは気が付かなかった。世の中狭いなあー。

同時代ギャラリー 「今井 康雄 展」(10/18-10/23)
 今井さんからは事前にDMを戴いている。もう3年程前から作品は拝見しているがいつもその繊細な仕事に感心する。モチーフの花は時に種類が異なるが観察力が並でないのは彼が日本画を学んでいることからも納得。今回は変わり咲きの花やアングルが斜方向(以前は真正面、線対称的な構図)になって前とは違う一面が伺えた。黒の背景に溶け込むような花の姿は幻想的でピンホールの画像を観るような気分にも。淡く儚げな質感が伝わってきて胸がきゅっとする。自然のものってその佇まいに参ってしまう。

田島さんと今井さん、同じ日本画を学び、日本画の伝統的な枠から各々の方向性で独自のスタイルへと変遷を遂げたことに面白さを感じる。
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# by makkiart | 2005-10-18 22:18

雨の日に

 今日は東山の良恩寺でヤノベケンジさんのトークイベントがある。その前に会場の近くのギャラリーに立ち寄った。あいにくの雨の中だが家から近いのでありがたい。    

GALLERY SUZUKI 「浦 由佳里 展」(10/11-10/16)
 浦さんの作品を単独で拝見するのは初めてかも。いつも旦那さんの個展のときにSUZUKIの手前の空間Σ(シグマ)で小作品を展示されている。
前回までの青い作品とは違って、今回は生成りの土で丸い形がポコポコ連なった有機的な雲のようなフォルムが可愛い作品。所々はお餅の焼き目みたいにほんのり黄色のグラデーションがかかっている。思わず突いてみたくなる柔らかそうな形でほんわかしてしまった。

ART SPACE NIJI 「吉原 和恵 展」(10/11-10/16)
 「美の放浪」(「描かずにはいられない気持ち、社会への思いが美を放浪する原動力と成る」と吉原さん)と題されたインスタレーションはシンプルな色面の組み合わせ(でも配色がポップです)のタブローに奥からすっと手前の入り口まで吊るされた着尺幅の白生地に軽快な模様が散らされている。吉原さんは洋の素材を用いながらいつも和を意識した空間や演出の作品を展開している。今回も布の作品が浴衣を思わせる。

ここで次に向かうヤノベさんのイベントに一緒に行く約束をしている笹山さん、田口さんと落ち合う。オーナーのK谷さんにお寺に行き方を聞いて会場へ向かった。

良恩寺に到着。その時にヤノベさんを目撃。ヤノベさんは(やっぱり)黒の上下でラフな出で立ち。いつも映像を担当している青木ケンジさんがカメラを回して和やかムードで始まった。トークは今までの制作の流れ、4つのターニングポイントとなった作品を中心に映像も流してくださってかなり大サーヴィスな内容。あのキュピキュピの石橋さん(ヤノベさんの後輩なんです)が作った映像とかもあってやっぱりキュピキュピワールドの匂いが。今じゃ第一線で活躍してるヤノベさんだけど制作費やスポンサーとの兼ね合いで色々と苦労されたり、作品テーマに悩んだりと紆余曲折も語ってくださった。「この人でも苦労してるんだな」って逆に勇気づけられた。特に「森の美術館」の作品解説とか聞いてると子供や平和に対する思いが伝わってきてジーンときてしまった。ヤノベさんの父親の顔が垣間見えた。あ、お父さんのトラやん話しは爆笑!まさかあんなにアイドルなキャラクターになるとは。でも話の折々で「詳しくはこの作品集で...」って売り込むのがさすが関西人!映像上映の度に電気のヒモを引っ張ってくれるし、フランクな人です。
最後はサイン会。しかも「トラやん」のイラスト付き!皆作品集にサインなんだけど「持って無い人もいいで」ってヤノベさんのお計らい。私は2003のMEGAROMANIAで買ったヤノベ印付きのペットボトルにサインをお願いしようと差し出すと「ええ!まだ持ってたん?マニアやな〜」って。でペットには描きにくいということで初個展のときのDMにサインして貰った。う〜ん、幸せ。キリンプラザでの展示のポスターも戴いてホクホクな気分でいっぱい。 作品集(DVDつき)やっぱりお薦めです。 
4時から始まったこのイベント、終わって外に出たらもう雨も止んで真っ暗。あっという間に夜の8時になっていた。4時間話しっぱなし、ヤノベさん本当に大サービスです。ありがとうございます
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# by makkiart | 2005-10-15 22:15

戴きもの

いつものようにギャラリーを廻る。はねうさぎには企画の展覧会のDMの打ち合わせの用事も兼ねて伺った。
GALLERY はねうさぎ 
Room 1「陶—4人展—」(10/11-10/16)
 精華大の陶器科の学生で、以前にギャラリーそわかでの進級制作展で見たことのある人達だった。それぞれに持ち味が活かされていてもっと他の作品も見てみたくなる。釉薬の化学変化をテーマにしたオブジェやハート形の一輪挿し、虫が泥を重ねて造る巣のような土の風合いが活きた照明を施したドーム型、ビーズをあしらった松ぼっくりみたいな形の作品など見ていて楽しい。

Room2 「多田 千明 展 “plants”」(10/11-10/23)
 多田さんはベテランの木の彫刻作家。今回はチェーンソーで切り出したシャープな形で花の雌しべ、雄しべをモチーフにした作品が3点並ぶ。材の表面が細かく鱗のように削られていて何となく短冊切りの山芋のように見えてしまう。白く塗装されて竹を割ったようなエッジの効いた形だからなおさら。パーツの接合はホゾや杭で留めてあって職人の手仕事の一面も伺える。
 
「山芋の短冊切り」が頭から離れぬまま射手座に入る。
立体ギャラリー射手座 
Room1「天宮 志麻 展」(10/11-10/16)
 天宮さんはこのギャラリーではお馴染みで私はいつもここで作品を拝見している。日本画出身の方だが、それに留まらず、詩的な画風が静けさを呼ぶ。今回は箱庭など、区切られた空間、グリッド(DMの切手面も方眼線です)などがテーマで、岩絵の具で細ーい線がひかれた画面が多い。まさかフリーハンド?作品の並びが大小のパネルを交互に配して珍しかった。

Room2「姜 慶子 展」(10/11-10/16)
 姜さんは版画の作家でこの人も一年に一度はお目にかかってる。
いつも版画でインスタレーションしてらして、天井からゆったりと垂らしてあるオーガンジーのような薄布にシルクプリントした鳥、床には透明アクリルの箱に青い液体を入れて蓮の葉を刷った紙を浮かべている。
蓮畑に身を浮かべて空を舞う鳥を眺めているような極楽浄土みたいな気持ちになった。
帰りに事務所から出てきたスタッフのW辺さんに挨拶したら、
W「写真新世紀のカタログどうです?」と。
私「いいんですか?あれって部数が限られてるでしょ?」
W「ウチに来た分で、余裕ありますから。ここで展示した作家ものってるし」
今年5月に大阪で展示されたCanonの写真展で受け付けバイトをしてた私には思い入れもある展覧会。射手座で展示してた作家さんも入賞して載っている。ありがたく戴きました。
気取ってそのままカタログを手持ちしようと思ったら、外は小雨ってる。そそくさと鞄にしまい込んだ。木屋町通りを下がって裏手からマロニエビルへ。

GALLERY MARONIE
SPACE 5 「三人展 ripple」(10/11-10/16)
 造形大の日本画3人。各々大作がどーんと展示されてるが、ファイルが見応え十分。
加藤智哉さんのクロッキーは受験生の頃からのものでハンディサイズのスケッチブックに描いてある。それがファイル4、5冊文。半端じゃないですが全部見てしまった。線が活き活きしてて臨場感が伝わってくる。その観察力が作品にも活きていてネコの背中のラインなど量感が掴まれている。上田悠芙子さんは今年始めに射手座でお目にかかってたみたいで、ファイルに写真で思い出す。前回は人物、今回は鳥の作品。う〜んダイナミックです。中嶋健二さんは横長の画面いっぱいに松の大木がシブイ!初日ということもあって3人ともお揃いで色々と作品のことなどでお話させて頂いた。

GALLERY 4 「田中 一樹 彫刻展」(10/11-10/16)
 一転してmoodyな空間。女性の足をモチーフにした鉄のオブジェ。作家の田中さんは気さくなおじさんで作品の裏話や「俺は足フェチなんや」って笑わしてくれた。作家はある意味みんなフェチですからね。大阪御堂筋に飾って欲しいなと思うような素敵なマダムのブティックにディスプレイして欲しい作品でした。

GALLERY 3 「室田 泉 textile print works 〜10月の子供達〜」(10/11-10/23)
 室田さんはカラフルなシルクプリントでお馴染みですが、今回は素材の写真もヴィヴィッドでハレーションを起こしそうな色彩。ビーズやボタン(私も同じの持ってるビーズがありました!)、小さなオモチャなど子供の集めるような「宝物」がちりばめてある。「この人の部屋って楽しそう!」ってマロニエの奥様と一緒に鑑賞。DMと作品にある子供は室田さんのお嬢さん。今回初登場です。同じ作品のシリーズで着物も2着。これに合わせる帯ってあるかな〜?それにしてもこれだけ要素の多い写真素材を構成出来る室田さんってすごいな−。絵造りがしっかりしてるからこそのものだな〜。

いつもは四条通りを西に、北にあがってニュートロンなのだけど、気紛れに京都芸術センターの展示を観ようと足を延ばした。

京都芸術センター ギャラリー北・南「マリ=アンジュ・ギュミノ展—キモノから—」(10/1-10/30)
 今年の7〜10月の間、レジデンス形式で作品を制作、発表しているフランス人のマリ=アンジュさんの服をテーマにした展示。南ギャラリーは戦時中の「ヒロシマの白い服」のシリーズ。原爆、被爆に向き合うことをキモノに託してある。白い服の作品では子供サイズのものに縫い付けられた名前の布がどこか痛々しかった。土田ヒロミ氏とのコラボレーションの作品集もあって手にとって流して見る。時間があればじっくり読みたい内容。入り込んで見てると、会場ボランティアのおばさまが「良かったらパンフレットをどうぞ」と数少ないものであろう作品資料や服の型紙なども入った盛り沢山な包を差し出してくださった。今日は貰ってばっかだな。北ギャラリーでは縮緬(ちりめん)地にマリさんがデザインした雪輪模様のような柄がプリントした風呂敷や同じ柄の折り紙で来場者が折り鶴を折るというインタラクティブな作品、ストッキングを使ったリック(これがCUTE!)など、滞在してできた作品郡。ここでGalerie16の井上さんと出逢う。今まで東寺とそわかで鈴鹿芳康さんの写真展を観に行ってたという。マリさんの作品に付いて2、3語って後、井上さんは南ギャラリーへ私はニュートロンに向かった。マリさんの作品からは着るものと記憶、戦争、平和、静かに大事なメッセージが滲みてきました。単なるテキスタイルの作品ではなかったんだな、行って正解。気紛れだったのにこんな自分に今日は拍手(パチパチ)
※パフォーマンス 10/30 14:00-16:00 要申し込み tel 075-213-1000

文椿ビル、1Fの湯葉カフェこ豆やにも室田さんの作品が!
こ豆や カフェ&ギャラリー 「室田 泉 〜ドットで発光」(10/3-10/30)
 ギャラリーOCTで展示してたのを彷佛する、サイケなカラーピンをメッシュボードにッ挿した作品。写真には子供たちが楽しそうにピンを挿してる姿が。

2Fに上がって、ニュートロンへ。
neutron 「笹田 潤 展」(10/10-10/23)
 笹田さんの作品はいつも射手座で見ているのでニュートロンでは初めてか?写真に黄色の無数の反転が覆っている。人の記憶のつながりと世界との関わり。無常なまでに忘れていく生き物の私達。いつも笹田さんの作品にはハッっとさせられる。

三条通りを堺町の交差で北へ。知り合いの陶器の作家が展示をしている。
くらふとギャラリー・集 「陶 展」(10/11-10/16)
            「大石 早矢香 白い器展」(10/11-10/23)
 どちらもほとんど本人か作品にお目にかかっている。特に陶展の浅田さんと大石さんは冬にはねうさぎで二人展をして以来の再開。(二人とも覚えててくれました。嬉しいです)今回は偶然にも同時期に展示となったらしい。
大石さんの白いモクレンの花びらみたいな器は観ててホットする。手びねりの柔らかな曲線が難しいと大石さん。「手の作業」はごまかせないし、日々変化していくからその変化も見る側には楽しみ。ドローイングの作家なんかの線質が刻々と変わるのを知ってるだけにきっと陶器の手仕事も然りでは。そんなことを彼女と話しながら作品を鑑賞。いつか友人作家の作品で食器棚をいっぱいにしたいですねー。

そうこうしてたらもう夕闇が。急がないとクローズの時間だ!
同時代ギャラリー ギャラリーショップ コラージュ
「viator 谷口 愛 イラストレーション展」(10/10-10/16)
 谷口さんも2、3度目かな。メルヘン調の重厚なタッチで丁寧な描き込み。絵本の世界が好きな私は一時こうしたイラストに夢中になってたなー。動物も擬人化されててお伽の国って感じ。今シリーズはタイトルに笑いが加わってる。

ギャラリー廻りって終わりには鞄の中はピックアップしたDMでいっぱいでストラップの重みで肩が・・・・。今日はカタログやパンフもあるし。帰ったら整頓しなくては。鞄からDMをバサッと出して週ごとに振り分け、郵便ハガキの仕分けの様です。
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# by makkiart | 2005-10-11 22:11

錫屋の奥に

この間、アートスペース虹のK谷さんから戴いたDMの展覧会が今日まで!行かねば。と寺町通りの錫製品の老舗に向かった。

京錫源 清課堂ギャラリー 「永沼 理善 展」(10/1-10/8)
 清課堂さんは錫の酒器、茶道具などを製造、販売しているお店で、奥では職人さんが作業をしている。ジュエリー作家のやまなかかずこさんはここの奥様でもある。
店鋪の奥には蔵を改造したギャラリーがあって、たまに作品が展示されている。(やっぱり金属系の作品が多いかな?)
今回の永沼さんの作品は以前に(確か虹で)作品を拝見して興味があったので是非とも見ておきたかった。メタリックで時計仕掛けな作品なのだけど、虫や動物の形をモチーフにしている。機械部品好きな私には、歯車やネジのシャープな造形がたまらない。また作品は気圧、風力、湿度など自然の作用で羽や尻尾の部分が稼動するのが不思議でじーっと見てしまった。和室でのこのメタリックな作品は現代からくりとでもいいましょうか。

帰りにはいつも商品の錫製品を眺める。これぞ目の保養。いつか手頃なものを一点は購入したいな。
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# by makkiart | 2005-10-08 22:08

階段を昇ると、、、

早朝バイトの帰り道、ギャラリーを廻ることにした。
COCON KARASUMA shin-bi 写真展「サカネユキ そのほとりのけしき」(9/30-10/16)
 大きな川辺に佇んで、サカネさんはシャッターを切ったのか、水鳥や河原の草花、水遊びの子供などその瞬間に心に引っ掛かったものごとが切り取られている。決して鮮明ではないが曇り空の下、柔らかな空気感と臨場感が伝わってきた。

四条通を東へ。寿ビルを5Fまで。ここはエレベーターが付いてからも階段で昇ってる。レトロなデザインが好きなのと昇った時の到達感が気持ちいいから。今日はオーナーのK嶋さんに「あら!階段で来たの?」と驚かれてしまった。

GALLERYGALLERY
「清田 知芳 展『触覚のドローイング』」(9/30-10/15)
 清田さんの作品はEnferで拝見したことがあった。以前とは違った素材でのアプローチで、皮膚のようなイメージ。(丁度豚足の皮見たいな質感と色味)皮のようなシート状のモノにハトメや釘が打ち付けられている。ちょっと痛々しい。個人的には冬の瘡蓋だらけの自分の肌を思い出した。
「高木 光司 展」(9/30-10/15)
 高木さんはここではお馴染みのベテラン作家さん。今回はスタイルが違ってて、大きな白い布に顔をキルティングしたものを2枚向い合せに張って、その間を刺し子の青い糸が行き交っている。一人の人間の中に在する二つの自分をテーマにしていて自分が二人、顔を向き合わせて問答してるみたい。糸の流れが意思の交錯を思わせる。

木屋町通りからマロニエのビルに入る。ここも私は階段。壁の展覧会ポスターを見ながらだとすぐに5Fにつく。
Maronie
SPACE 5 「斉藤 博 展」(9/27-10/9)
 街中のビラやチラシの張り重なって猥雑になった壁や時間的侵食を受けた表示の数々、インスタントには生成できない重厚な質感。そうしたものを意図的に作り上げたパネルが並んでいる。風雨で無常に侵食されるのって切ないけど得体の知れない強さを持ってる。(どこかトマソンチック)最後に気付いたけど、この斉藤さんの展示、去年はアートライフみつはしで拝見している。そして今回の紙が剥がれるに合わせてか、昨年のDMに使ってた宅配の伝票を剥がしたものをDMに使ってる。粋だなあ。
GALLERY 4 「島 さゆり Ceramic art exihibition 」(10/4-10/9)
 陶器の作品をインスタレーションの要素としてる。海辺の漂流物が並んでる感じで、流木や陶片、トタン板、古びた鉄パイプ等がいい味。展示台も角の落ちた使い古した板を用いて徹底してて雰囲気があった。
GALLERY 3 「深尾 梨永 陶展」(10/4-10/9)
 同じ陶でも作り手によって土は全く違う姿になる。4Fと3Fの作品がそれを端的に示している。深尾さんのレース地(しかも2重になっています!)のような器は近付いて眺めるのもドキドキするほど繊細だ。どこか珊瑚や雲丹の毬のようで、島さんの海辺の世界とリンクしていくようだ。

マロニエは1度で3度美味しいギャラリー。3フロアの作家は偶然同じ会期というだけで共通性等はないけれど、こちらは何らかの繋がりを見つけたりして楽しんでみたりする。
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# by makkiart | 2005-10-06 22:06

ピンポイントに

私にはたまに行くギャラリーもあります。ここ最近、知り合いの作家さんの展覧会を見にお決まりルートとは別のギャラリーに行ってきました。

9月30日

朝のバイトが京都駅近辺だったので、帰りにGallery SOWAKA に寄りました。以前から作品を拝見しているタケミチ アキさんが個展をしているからです。いつもは別のギャラリーでお馴染みだったのでこのそわかでの展示は初めて。
地下の展示室へと階段をおりると、薄紫色の布が蚊屋のように吊り下がってました。
布は鑞をしみこませてあって綿のブロード生地がしっかりした帆布みたいにゴワゴワ。そして鑞のひび割れ(貫入)模様でデコボコ。タケミチさんは私の事を覚えていてくださって(髪型変わってたのに、うれしいな)話をしている流れで照明を蛍光灯からライトに変えてくれました。すると明るさで隠れていた鑞のひび割れ模様や布に染み込んでいる様子がよりくっきりと透かしだされました。ちょうどきれいな線描き模様の透かし紙を見ているようです。それを見つつ布の中に入って影絵遊びなんてやったりして楽しませてもらいました。
「タケミチ アキ展」 9/27〜10/2 Galllery SOWAKA

 
 10月2日

いつもお誘いをしてくださる姉妹アーティスト カオリとマリ子さんたちの展覧会にGallery ANTENNAへ。今年は2月、5月に京都 c.coquetとANTENNA、8月に神戸のフルーツパーラー紅萬でと精力的に展示をしてきて、今回は再びANTENNAで。(ここは彼女達のホームグランドと成りつつある?)「テンプテーション・テンプル」と題された展示は今までのフルーツをテーマにしたとトロピカルなものから一転、お寺や秋をイメージしたものが並びます。蓮の葉と花をカラーワイヤーで造ったスタンド(これ、玄関先に欲しい!)、銀杏や蓮の花の形にお経をかいたもの、某寺院に寄贈することになったその寺院の文化財の銀杏の大木と獅子をモチーフにした作品など、‘カオリとマリ子の秋のお寺空間’とでもいうべき世界が展開されていました。会場にはカオリさんが秋らしい着物姿でむかえてくださり、ホッコリと時間を過ごしました。作品の説明も丁寧にしてくれて秋の気配を感じました。

「カオリとマリ子 展 Temptation Temple」9/13〜10/2
 GALLERY ANTENNA


 10月3日

今日は夕方からライヴに行くので昼過ぎに大阪入り。
友人の知り合いの正松本豊さんがGarllery SPOONで個展中。SPOONはホントに久し振り。こじんまりしてかわいらしい空間です。正松本さんの作品は女の子をメインにしたイラスト風の明るいタッチのもの。味のアル線と絵の具のテクスチャーが印象的でした。最近、現代アートのがっちりしたのを見るのが多かったから新鮮でした。昔は私もイラスト描いてたんだヨナーって懐かしかったな。
「正松本 豊 展 “Drawing,Drawing,sometimes,miracles”」
9/26〜10/8 Gallery SPOON
 その後、気紛れで立ち寄った不二画廊(やっと初めて開廊してた!)で岡芙三子さんの個展を拝見。以前はGALLERY SUZUKIでみたっけ?キャンバスに鑞で防染(マスキングみたいなものですね)してアクリルで描く独自の手法で、以前よりオートマティックな部分がディテールにありました。丁度、貼ってた紙が剥がれて一部残ったような名残りの断片が散らばってるの。妙に引き込まれてしまう作品でした。
「岡 芙三子 展」 10/3〜8 不二画廊
 本日の本命、「NO TA ME」工芸や版画、彫刻の若手の作家達がお茶道具の‘しつらい’(季節に合わせてのコーディネート)やおもてなしをヒントに「ちょっとイイモノ」を展示してます。版画の三宅砂織さんの小作、芦田尚美さんの陶器のランプシェード、坂口知香さんの動物やマトリョーショカの陶器、倉敷や富山の作家さんはガラスのオブジェやグラス、善積湖戯人さんのオブジェは叩き出した銅板の固まりにクリアな樹脂でコーティングしてドロップ型のツルツルかわいいもの。虹での個展で拝見して以来、気になってる作家さんです。そうそう、先輩にあたる梅崎由起子さんは藍染めで金魚柄の涼し気なクッションやブックカバー、のれん等を。もう10月だけど汗だくになってた私には丁度いい涼感。近々某飲料メーカーの商品のパッケージを担当するらしいです。(要チェック!)作家の大方が先輩か知り合いの作家だったけど、「最近はこういうの造ってるんだあ〜」って近況が分ったし、手作りの味わいってあったかくなりました。気持ちが。
 「NO TA ME art for someone...」 9/29〜10/11 複眼GALLERY

只今4時前。時間が気になってたけどなんとか会場に間に合いそう、「NO TA ME」も見れて良かったよ。今から肥後橋に向かいます。さあ、ライヴ〜☆ (でも、ライヴ前から汗だくになってる私って.....)

私にはたまに行くライヴがあります。でもライヴで大阪に出る時も時間までギャラリーを廻ったりします。(だってねえ、せっかく大阪きてるしさあ)
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# by makkiart | 2005-10-04 22:04

騙されましたぁ〜

昨日の疲れが出たのか昼過ぎてやっと体が起き上がる。今日は雨まじり。
 
 「とにかく、」と近場のgalerie 16に行く。
「藤原 勝彦 個展 foot step 」(10/4-16)
コンクリートの地面を歩くハイヒールの足元だけが5分間のループ映像になって流される。カツーン、カツーンとヒールの響く音が心地よい。自分も靴音を立てながら歩いてみたくなった。
 そしてGALLERY HANEUSAGI 。
Room1は「田挟 昭紀 作品展」(10/4-9)
入って早々、壁一面の怪物みたいな絵に圧倒。小さい男の子が描いたような力強さ、クレヨンのカラーものとペンでのモノクロもの。どちらもパワー全開です。でもこれだけではなく、その奥には豆に芽が生えたようなモチーフの油彩画とオブジェ。こちらは細かい仕事がしてある。作家の田挟君はやや緊張気味で会場で座って立ってと慣れない様子。(初個展だったのか。あ〜、話ししとけばよかった)
Room2は「山口 サトヨ 個展 ゴーゴー!Let’s go★展」(10/4-9)
サトヨさんとは今年初めに出逢った陶器の作家。彼女の紡ぎ出す線描が陶器に華を添えていて魅力的。今回は「平和」の象徴とした花の種を包んだ土のタマを空から降らせるというシチュエーション。床には手のひらサイズのマーブル模様のクッキーみたいな陶が敷き詰められている。天井からは飛行船型の陶器(壷みたいです)床の作品はお持ち帰り自由でマーブル模様の気にいったのを戴いた。また白い円盤型の陶にはお馴染みの絵付けのリズミカルな線が走っている。この前、個展をしていた舟田潤子さんの世界にも通じるな。って思ったらサトヨさんと潤子さんは知り合いという。(やはりひかれあうのでしょうか。)陶器に加えて天井の作品との彼女が戯れている様子が写真でアップされて妖精のようなサトヨさんがかわいい。
 GALLERY SUZUKI は「高橋 博信 展」(10/4-9)
事前に貰ってたDMの写真からは白い和紙の作品だろうと思っていたのだが....だまされました。なんと陶器の作品でした。丁度三角や四角の平たいオジャミのようなパーツでユニット構成をしたような作品。土が素材とは思わせない程軽さと柔らかさが伝わってくる。これは会場で観ないと分らない作品である。会場でも「騙された!」ておもうけど、DMの写真だけで判断して行かないのは更に「騙されている」だろう。
 GALLERY SPACE ●▲■は みすかおりさん。(10/4-9)ドールハウスのように木箱の中に身の回りの大抵は捨ててしまうような切手シートの余白や蝉の羽、貝殻などが小さなハシゴと共に立体コラージュされてメルヘンな空間を作っている。どの作品にも円い穴が必ず空いていて、DMにもお揃いで円い穴。(だから観る前から気になっていました。)みすさんは染織出身の作家。きっと作品の材料に使われている諸々のものは日々集めてor集まってしまうのか? 収集癖のある私には近いものを感じた。
 
gallery ITEZAは「坂井 香織 〜招待〜」(10/4-9)
ここ最近、他の展示でも見かけている作家さん。Room1キャンバス地で縫い合わせて作ったうさぎは天井から足を縛られて吊るされている。それが5、6体。坂井さんはうさぎを飼っていた経験から作品を展開していて、命が生まれることと死ぬことの空しい隣り合わせが感じられた。隣のRoom2にはシリコンで型取りしたウサギの胎児が転がり、トラック運送されるその胎児の映像が流れている。坂井さんと作品のこと、ウサギのこと(以前ラボの実験用のマウスを飼育していたのでウサギの子育て事情も想像がついたのだ)、今の社会の問題とからめてお話させてもらった。

 久し振りにギャラリー三条に。「佐野 賢 個展」(10/4-9)
佐野さんは京都芸大の彫刻科の教授であり、息子さんも作家で作品も拝見している。私は在学中、佐野教授がひたすら石を彫っていた姿を何度と見ている。当時は怖そうな印象で話し掛ける事もなかったが今日はあちらから気さくに(ビール片手に)話してくださった。私の顔を覚えててくださった。(専攻違うのに、うれしいものです)作品は日本古代のような神殿や祠のような石の作品。作品下辺の小さな入り口の穴がかわいらしくて精霊たちが宿ってるような気がした。会場の中央には石の四角いプレートと石塔が伽藍配置図のごとく並んで神秘的な雰囲気。
 
 同時代ギャラリーは「安野仁萌 展 シリーズ -sound of silence-」(10/4-16)
タイトルからサイモン・アンド・ガーファンクルの楽曲からのイメージかと思ったが、赤を主体としたタブローが会場を占拠して白い壁と鮮烈にハレーションを起こしている。でもこの赤はいいなあ。別室にはベージュが基調の「trafic」(これも曲名)一点ずつ観てると曲が脳内を流れ始めてきた。
隣のgallery shop collageは「山本 和展のOmoide Maigo」(10/4-9)
山本さんは富山は高岡で漆を勉強中。(高岡も漆は盛んなのですよ)作品はドアフレームなどで囲った枠にカラフルなサカナなどの生き物の姿が活き活きしている平面作品.....だけでなく、中央には水面で反り返ってる愛嬌たっプリの鯛がのった漆のタバコ入れ。さすが漆をやってるだけある。この箱はとある仕掛けをすると引き出しが開くそうだ。

 あ、もう7時前だ。今日は出たのが遅かったけど結構廻れたな。
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# by makkiart | 2005-10-04 22:04
昼間は夏空のようにカンカンに晴れてたので、母のお下がりの水色ワンピースで出かけることにした。日傘もさして、アパートからすぐのgalerie16へ。
 先週から杉浦隆夫さんの「偽装 —Camouflage—」が開催中(〜10/1)
会場いっぱいに銀色のカバーで覆われた2ボックスカーがドーンとある。一体どうやって搬入したんだろう。搬入口は入り口ドアなのでどうやってもムリ。で、車の下を覗き込んでやっと納得。それで偽装なんだな〜。(気になる方は会場で)杉浦さんは兵庫県立美術館で企画展「みんな手探り」を開催中。(〜11/3)
 隣の美術館を左手に疎水沿いをてくてく、GALLERY HANEUSAGIに。   HANEUSAGIではお馴染みのお二人。(どちらも〜10/2)
 Room1で潤井一壮くんの「Let Black,Pure White」。染料インクで印刷した写真に顔料のパステルでドローイング。その時々の自分の思いを描いている。それと、そ写真とドローイングをアニメーションにした映像が流れている。森の中で撮った写真があって気持ちよさそうなので場所をきいたら須磨の公園だとか。行ってみたいな。
 Room2はまゝり(ままり)さんの「COSMOS まる・ひかり・うごき」
 ままりさんの思う宇宙の相関図がインスタレーションで表現されている。インドのチャクラや北斗七星、天使の翼の門など、神秘的。まず、海を表わす円盤に立ってそこから宇宙へとのびる道を歩く。なにか不思議な儀式のようです。オーナーのTさんも神秘的な世界が好きなのでお二人の話は興味深いです。
 坂を登ってART SPACE NIJI 。
各メディアでも取り上げられている「折元立身のオブジェ」展(〜10/9)。御本人が段ボール箱で作った覗き箱をおぶって来場者に覗かせていた。私も中を覗かせてもらった。(気になる人は会場で覗いてみましょう)折元さんの作品は、日常から出る廃材や不要品を素材にしたレトロなオブジェ。郵便受けをショーケースに見立てたものや実母の飲んだ薬のパッケージをガラス瓶に詰めたものなど。日頃、たまってた「いらないもの」も素敵に変身するんだな。やってみようかな。
GALLERY SUZUKIでは「藤原正和 美智子 2人展」(〜10/2)。
ドアを開けてまっ先にドン付きの回転するうねうねしたアルミのダクト管が!タ、タノッシー!こういうの家にあったらいいなー。他の作品もかなり曲者。受話器を取るとジリリリリーンとなる黒電話。サイボーグ招き猫などなど、すべて回転することをテーマにした作品。これらは御主人の正和さんの作。筆のタッチを残した絵は一節添えてあって余韻が残りマス。こっちは会場にいらした奥様の美智子さん。とってもかわいらしい人で、色々とお話させてもらいました。
 さてと西のエリアに行きますか、と外にでると空があやしい、ちょっと涼しくなってない?そういや周りは長そでの人もいる。これでは季節遅れではないですか!はずかしー。まるっきり夏女やん!
 失敗したーて思いながらGALLERY 射手座に。                       以前、「日本画ジャック」に参加していた水野剛志さんの個展「四季」(〜10/2)
 各々の季節の一場面を岩絵の具の繊細な質感で表現している。王道なんだけどやっぱり日本の自然ていいなと思わせる。特に一面の銀杏の葉の落ち葉の様子は二条で同じような景色を見たので思い出してふけってしまった。丁度日本画家(にっぽんがか)の山本太郎さんもいらした。今日も着物にスニーカーがマッチしてます!近く、金沢での展覧会があり、これから制作らしい。相変わらず多忙みたい。 (「銀ノ波 金ノ星 絵師 山本太郎 日本゜画展 」10/2〜16 アナザームーブメント http://www.another-movement.com/)
 表通りから1本南の路地にあるART ZONEの「アートビートキョートアワード」展(〜10/2)は7月に行われたアワードの受賞者の作品展。20代の若手作家でどれも気になる作品。中でもやられた感と感動してしまったのが微生部Ⅱ。学校で皆習ったことのあるミジンコやミドリムシの世界を映像作品に。顕微鏡の映像(だからCGではなくて本物なんですね)に音声をつけて微生物たちの日常をドラマチックに演出している。こんなのが教材だったらどんなに授業が楽しかっただろう?今のバーチャルな教育を受けてる子供達に見せてあげたいな。もっと生き物が身近に感じられるだろうに。感動しちゃってコメントノートもしっかり書いてきました。
 ホクホクしながら通りかかったのでWHITE CUBE KYOTOを覗く。お!っと目に止まったのは田内華奈さんのタブロー。1cmくらいの色粒が並ぶモザイクのようなきれいな画面。たまにヒット作があるのでここもついつい寄ってしまう。
  同時代GALLERYは2003年の初個展以来お久しぶりの林 雅彦 deka さんの個展 「日向香(ひなたか)の底」(〜10/2ってもっとして欲しい!)
 ロットリングのペン一本で切り絵細工のような繊細な線で金魚や花、鶏、魚等を描いている。また新しい試みとして鉄塔や電線という人工物も登場している。ペンのシャープな線が活きている。過去の作品も展示しているのでこれまで度々拝見してきた私には懐かしい。プリント作品は手ごろな価格なので近いウチに購入しようかな。林さんは写真もされるし、HP も見応えあります。www.h4.dion.ne.jp/~sukima
来月は大阪・茨城で個展の予定。いつも積極的に活動してはります。
 そのまま三条通をストーンと烏丸まで行ってneutronの2Fへ。         「Link —関連— 」(〜10/9)を開催中の宮川真一君とは妹さん共々仲良くさせてもらってる。この人の作品も初めに見たのはいつだったっけ?陶器とパンの「焼いてつくる」という共通点を活かしていつも焼き色のいい美味しそうな作品を作っている。今回はオーソドックスな器の一部がパンになったもの。土は萩と宮川君のオリジナルのブレンドでレンガ色〜生成りの焼き色なので土の方までパリッと割って食べれそうなくらい。土とパン、食べるものをのせる器と食べ物のパン、作品を見てるギャラリーと外側の食事をするカフェ。いろんな関連、Linkがあった。
 この時点で午後6時半。いい加減肌寒い。それより夏なこの出で立ちどうしよう。このまま帰ろうかな、でも買い物に行くのもちょっと早いヨナ。あ、VOICEに行けばいいいやんか。ってことで烏丸通りを北上、適当なとこで河原町方面に蛇行していく。途中でsarasa のカフェを発見。ここにもできたんだね。あ、雨が。うそーん。仕方なく日傘で雨避けしながらVOICE GALLERYにいく。先週、行けなかったけどやっと。
中塚 智 「蘇生装置としての美術  —revival device— 」(〜10/2)
 中塚君は1月まえに大阪のCASOでグル−プ展に参加してたし、その前は私が関わってた展覧会にも参加してくれていたので親しみがあった。それにしてもハイペースに発表するんだなって思ったら今回が初個展とのこと。あんた、ようやったな〜。普通は一本に集中するのに、積極的で頑張り屋さん。中塚君は版画専攻の大学院生。作品は転写したオブジェや写真のシルエットに加筆したものなど、ユニークな作風。シャーレの中には水と油に挟まれたオブラートに写された画が徐々に消えていくというもの。培養に使うシャーレを蘇生のモチーフとして扱っている。版画の枠から飛び出して自由に表現しているのにエールを送りたくなった。中塚君と作品の事やギャラリー周りの事、私の活動していること等話して場をあとにした。
雨はましになってたけど、この水色ワンピースはやっぱり恥ずかしい。降水確率20%だったのに・・・・。
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# by makkiart | 2005-09-27 21:27