奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

invisibility

バイト終了ギリギリまで今日の造形大行きを悩んでいた。雨は小雨になりつつあった。「う〜ん、やっぱり行こーっと」(少々濡れても気になるものは観ておくべき。)
今日は17:30〜京都造形大のGalerie Aubeでフェロープログラムの研究員である横溝美由紀さん(多摩美卒)という作家の展覧会レセプションがある。横溝さんの事は知らなかったが、原久子さんが紹介文を寄せていたので是非拝見しておきたかった。 自転車で白川通りを登って定刻前に到着。会場入り口からDM の写真にもあった白い空間に浮かぶガラス玉のような球の白い写真が並ぶ。簡潔な白い画面が一枚ごとにすすむにつれ焦点が合わさり、珠(本当は水晶)が浮かび上がってくる様子に目が誘われる。
メイン会場には展覧会に協力している彌右衛門画廊のオーナー、この画廊での展示もしていた作家の国谷氏、顔見知りの造形大の教授兼作家の方々(森村泰昌氏が開会の辞を述べられる)京都新聞の太田垣氏、大学縁りの作家方、など納得の面子の中、意外や意外、こんなところで再開とは。gallery cocoのスタッフであった荻野氏が・・・。garelly閉廊後、USAへアート関係の勉強に行かれたと聞いていたが、いつの間に帰国しはったんやろう?髪も短くなって二重に驚き。
いけない、本題に戻ろう。横溝さんの作品はクリアーな素材(プラスチック、樹脂、テグスetc.)で感覚的な表現。素材にはかなりこだわっているのが作品から伺える。写真が2点、インスタレーションが3点(と数えて良いのか?)。どちらも素材の美しさに作者の意図が重なり、そのきれいさと儚さに思わず涙してしまいそうになる。(たまに、日常にあるものなのに目線を変えるときれいでしょって気付かされる)ここでは敢えて詳細は省いておこう。文章では伝えきれない。感覚的なものだから。そのため、ギャラリーの天井の照明の配線やフローリングの木目が目に障ってしまって仕方がないことだが残念だった。
会場には過去の作品資料もあって拝見させてもらう。透明感のある質感が私も好きなので横溝さんの作品はどれも興味深い。できることなら彼女の頭の中を具に覗いてみたい。その中の2000年作成、『Please Wash Away』は透明の筒型の長細いビニール袋にクリアーカラーの石鹸を形取ったものが入り、カーテン状に何本も垂らしてあるカラフルな作品。実は私は大学2回生の末に、傘袋に熱接着を施しポケットが連なったような加工をして、ポケット各々に染料で染めたクリアーなペーストを詰め込んだものを作ったことがあり、こちらの作品と展示方法ともに近しい。(と云っても横溝さんのモノとは比べ物にならないが)双方、プラスチックという質感が生活空間に普通に存在している世代である。コンセプト諸々は違えど何か通じるものを感じて嬉しかった。 今度は9/20にギャラリートーク。少し早めに行って、一人きりであの研ぎすまされた空気感を味わってみよう。
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by makkiart | 2005-09-05 21:05