奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

日本画からの展開

今日までと今日から始まる展示に行った。

大丸京都店 アートスポット 「田島 周吾 日本画 展」(10/5-10/18)
 田島さんは射手座でお馴染みの作家さんで日本画出身だが、ミニアチュール絵画を思わせるような色鮮やかで細密なそれでいてモチーフは少しレトロでオリエンタルなものを描いてる。今回は家の中を断面図のように賑やかに描いていてド−ルハウスの様。タイルや調度品などディテールが楽しい。会場にあったファイルを拝見。今までの作品の変遷を観て、日本画という枠からどのように現在のスタイルに至ったかが分かりやすい。プロフィールを良く見ると父親は画家の田島征三さん。(田島征彦さんの双児の御兄弟である。征彦さんは私の大学の大大先輩に当たる人で「地獄のそうベえ」の絵本で有名。)まさか親子だったとは気が付かなかった。世の中狭いなあー。

同時代ギャラリー 「今井 康雄 展」(10/18-10/23)
 今井さんからは事前にDMを戴いている。もう3年程前から作品は拝見しているがいつもその繊細な仕事に感心する。モチーフの花は時に種類が異なるが観察力が並でないのは彼が日本画を学んでいることからも納得。今回は変わり咲きの花やアングルが斜方向(以前は真正面、線対称的な構図)になって前とは違う一面が伺えた。黒の背景に溶け込むような花の姿は幻想的でピンホールの画像を観るような気分にも。淡く儚げな質感が伝わってきて胸がきゅっとする。自然のものってその佇まいに参ってしまう。

田島さんと今井さん、同じ日本画を学び、日本画の伝統的な枠から各々の方向性で独自のスタイルへと変遷を遂げたことに面白さを感じる。
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by makkiart | 2005-10-18 22:18