奥田真希のおすすめ展覧会を日記形式で紹介


by makkiart

雨の日に

 今日は東山の良恩寺でヤノベケンジさんのトークイベントがある。その前に会場の近くのギャラリーに立ち寄った。あいにくの雨の中だが家から近いのでありがたい。    

GALLERY SUZUKI 「浦 由佳里 展」(10/11-10/16)
 浦さんの作品を単独で拝見するのは初めてかも。いつも旦那さんの個展のときにSUZUKIの手前の空間Σ(シグマ)で小作品を展示されている。
前回までの青い作品とは違って、今回は生成りの土で丸い形がポコポコ連なった有機的な雲のようなフォルムが可愛い作品。所々はお餅の焼き目みたいにほんのり黄色のグラデーションがかかっている。思わず突いてみたくなる柔らかそうな形でほんわかしてしまった。

ART SPACE NIJI 「吉原 和恵 展」(10/11-10/16)
 「美の放浪」(「描かずにはいられない気持ち、社会への思いが美を放浪する原動力と成る」と吉原さん)と題されたインスタレーションはシンプルな色面の組み合わせ(でも配色がポップです)のタブローに奥からすっと手前の入り口まで吊るされた着尺幅の白生地に軽快な模様が散らされている。吉原さんは洋の素材を用いながらいつも和を意識した空間や演出の作品を展開している。今回も布の作品が浴衣を思わせる。

ここで次に向かうヤノベさんのイベントに一緒に行く約束をしている笹山さん、田口さんと落ち合う。オーナーのK谷さんにお寺に行き方を聞いて会場へ向かった。

良恩寺に到着。その時にヤノベさんを目撃。ヤノベさんは(やっぱり)黒の上下でラフな出で立ち。いつも映像を担当している青木ケンジさんがカメラを回して和やかムードで始まった。トークは今までの制作の流れ、4つのターニングポイントとなった作品を中心に映像も流してくださってかなり大サーヴィスな内容。あのキュピキュピの石橋さん(ヤノベさんの後輩なんです)が作った映像とかもあってやっぱりキュピキュピワールドの匂いが。今じゃ第一線で活躍してるヤノベさんだけど制作費やスポンサーとの兼ね合いで色々と苦労されたり、作品テーマに悩んだりと紆余曲折も語ってくださった。「この人でも苦労してるんだな」って逆に勇気づけられた。特に「森の美術館」の作品解説とか聞いてると子供や平和に対する思いが伝わってきてジーンときてしまった。ヤノベさんの父親の顔が垣間見えた。あ、お父さんのトラやん話しは爆笑!まさかあんなにアイドルなキャラクターになるとは。でも話の折々で「詳しくはこの作品集で...」って売り込むのがさすが関西人!映像上映の度に電気のヒモを引っ張ってくれるし、フランクな人です。
最後はサイン会。しかも「トラやん」のイラスト付き!皆作品集にサインなんだけど「持って無い人もいいで」ってヤノベさんのお計らい。私は2003のMEGAROMANIAで買ったヤノベ印付きのペットボトルにサインをお願いしようと差し出すと「ええ!まだ持ってたん?マニアやな〜」って。でペットには描きにくいということで初個展のときのDMにサインして貰った。う〜ん、幸せ。キリンプラザでの展示のポスターも戴いてホクホクな気分でいっぱい。 作品集(DVDつき)やっぱりお薦めです。 
4時から始まったこのイベント、終わって外に出たらもう雨も止んで真っ暗。あっという間に夜の8時になっていた。4時間話しっぱなし、ヤノベさん本当に大サービスです。ありがとうございます
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by makkiart | 2005-10-15 22:15